8日、マリノス25周年の記念すべき試合。
ジュビロ磐田を迎えての大切な一戦。この試合には様々な「意味」と「意義」がありました。
今シーズンから磐田に移籍した中村俊輔が初めて・・いわゆる「里帰り」?というか我がマリノスのホームに迎えての一戦でした。
私は、休暇を取っていたんですが、その日は朝一から大学病院へ乳がんの年一検査が入っていたので8時半には病院に入ってました。
前夜22時まで仕事してるので寝不足もあり、検査後少し病院のソファーでうたた寝してました。
そのあと、寄る所があり用事をすませてスタジアムへ。
2時ごろ到着。スタジアム正面に25年間のレジェンドのパネルでテンションアップ!
左からラモン・ディアス選手(大好き!) 木村和司選手(マリノスの監督も務めました)
左から井原選手(現福岡監督) GK松永選手(現マリノスコーチ:私をマリサポへ導いた偉大な人です)
水沼選手(マリノスの監督も務めました) そしてノート(って、選手じゃないけどスポンサー様のお車)
スタジアムに向かう道路がマリノス通りと名づけられました!
ついに迎えたジュビロ戦・・私は期待と緊張でコチコチ。
試合前にスタジアム暗転して行われたギャラクシー。トリコロールカラーでサポがそれぞれスマホなどのライトで照らしました。
私は青いシートを渡されたので青で照らしました。
試合前の練習で初めて、アウェー側から入ってきた俊さんを遠目にも
すぐに見つけられたのは長年彼を見てきたからわかることでした。
そして試合開始は俊さんのボールタッチでキックオフ。
試合開始直後はなぜか涙がとめどなく流れていた。悲しいとか切ないとかいうネガティブな感情ではなかったけど言葉では表現できないこれまでの様々な想いがあふれ出た感じではありました。
絶対負けられない試合という思いもあり、すぐに応援に集中してました。
マスコミは「新旧10番対決」などとセンセーショナルに伝えていたけど
マリノスにとっては、相手がどこであれ負けられないホームゲームでした。開幕2連勝と快調な滑り出しだったもののそこから2敗1分けとふるわず、もう負けることは許されなかったこの試合が俊さん率いる磐田との対戦だったわけで。
相手側に俊さんがいるのが不思議すぎる体験でしたが、マリノスは学を中心に皆めちゃくちゃ頑張ってたし、サポもめちゃくちゃ頑張って、なんだか妙なテンションでもありました。異様な熱気。
俊さんがボールを持つたびに、CK蹴るたびにサポ一部からブーインが。これはある意味「リスペクト」もあるので、決して悪いことではないと思いますが・・・いろんな複雑さも含まれていたのかもしれません。
そして敵になった俊さんは本当に怖かった・・・いつどんなふうに試合を決められるかわからない気持ちを90分持ち続けることは大変でした。
マリノスが先制したものの、やはり俊さんのCKから追いつかれ。
後半、学のアーティスティックなループパスがピタッと金井の足元に入り、その日ビッグチャンスでゴールはずした金井が落ち着いて決めたゴールが決勝点になりました。
勝てたことも嬉しかったけど、選手達が本当に最後まで必死に戦った姿が何よりこれからの希望を抱かせる熱いものでした。
成長した姿を俊さんも認めてくれてました。俊さんの胸に去来するものはなんだったんだろうって思いました。
だけど、俊さんという存在がマリノスの選手にもたらしたものの大きさは計り知れません。その背中を見て目標にしてきた選手達がたくさんいます。臆することなく俊さんとのマッチアップを堂々とこなしていた。
俊さんを超える・・その大きな目標になってくれた俊さんがどんなに大きな存在かを改めて示す結果となりました。素晴らしい選手です。
試合中、マリノスの遠藤選手に話しかけた俊さんがすごくしゃべってて、磐田のスローイン場面でしたが、まったく気にすることなく話し続けてたんです。良い光景だなって思いつつも、スローインのボールが入った瞬間に二人ともあっという間に敵味方に分かれ走り出していたのを見て笑ってしまった…この前まで同じチームだったから気持ちが行ったんでしょうね。素敵な場面でした。
サックスブルーのユニも似合ってたよ~
ちょと焦点合ってないけど、俊さんの背中には10番がよく似合う。
試合はマリノスが2-1で勝利!
みんなドロドロになりながらも最後まで頑張ってくれた。
そして私は俊さんに会えてうれしかったし安心しました。
変わらない俊さんがそこにいました。この人と出会えて本当に幸せだと思いました。
俊さんがいたからこそできたこの素晴らしい試合。
本当に俊さんは凄い。あなたの存在があってマリノスの選手達も頑張ったしあなたを超えようと大きな目標になっている。
あなたがいなければこれほどドラマティックなサッカーは生まれなかった。本当にありがとう。俊さんを好きだという素直な気持ちを確認できた大切な試合でした。
そしてマリノスの10番を引き継いだ学の覚悟と心意気。私はきっと忘れない。大切なことをたくさん与えてもらった試合でした。
感謝しかない。