さて、この間足や靴について書いてきたのはなぜかというと、それは私のキャッチフレーズは「得意のフットワークで要求実現」であり、地域で配布する「まつお正秀のかわら版」にもそのことを打ち出しているからである。

 卓球でも思ったところに打つためにも、また威力のあるボールを打つためにも、相手が何処に打ってくるか分からない(何処に来るかというヤマを張ることはもちろんあるが)けれども出来るだけストライクの位置でまで動いて打つ必要がある。また、コープで住宅リフォームの営業の仕事もしたことがある。リフォーム産業と言うのは製品を売るのではなく、イメージを形にしていく仕事であると言う点で、お客さん(コープでは組合員さんという)からイメージと違うとか工期どおりに進まないとかの苦情の多い業態でもある。多くはそうしたことによってクレーム産業といわれるゆえんでもある。もちろん、時には自分自身の品番間違いや採寸間違いもあったりするのだが、専門家とお客さんのイメージのずれをどう克服できるか。そのためには現場に足をこまめに運び、お客さんの話を良く聞いた上でそのずれをなくすあるいは縮める、もしくはなぜずれるのかをよく説明するコトが大切になってくる。例えば壁紙を決める時には小さい見本のカタログで選んでもらうが、出来上がりは広い部屋全体で見ることになり、当然色が白っぽく見える。おかしいと言われた時に、事前にそのことを説明していたかどうか問われることになる。また、説明をしていなくても見本のカタログを持って行き壁に当てて同じものだと分かってもらうことができる。そのためにも現場に足を運び現場を見ることで相手の目線にたって対応することの大切さを学んだ。電話でいくら説明しようとしても逆に苦情は大きくなることが多いのである。

 スポーツにしても仕事にしても、よい結果を残そうと思えば動いて現状を把握して対応することが大切なのである。卓球の練習でも一番苦しく汗をかくのはフットワークの練習である。汗をかくことを惜しんでいたり嫌がっていたのでは市民の皆さんの願いに応えることは出来ないと思う。ただ、まだまだその努力が十分やり切れていないと思うからこそ、ビラに書いて自問自答しなければいけないとも思っているのである。