今日は浄化の雨。

心身ともに一層クリアにしていきたいですね。

 

さて、今日のテーマは

 

「子どもに”ばか!”と言われたとき」

 

子育てをしていると、さまざまなやりとりが生じます。

 

お子さんに「ばか!」と言われたとき、

あなたはどんな気持ちになりますか?

 

傷つく

 

悲しくなる

怒りがわく

 

主なものとしてはそんなところでしょうか。

 

 

では、どんな対応をしますか?

 

 

「そんなことを言ってはいけません!」と叱る

 

「なぜ、こんなことを言ったのだろう?」と考える

「子どもはこんなもの」と、スルーするetc

 

この場合の想定は小学校低学年くらいまでの

 

まだまだ小さなお子さんです。

 

お一人目など

 

家ではそういう言葉を使わない環境にいる場合は

「ばか!」と両親に向かっていうことはかなり稀でしょう。

幼稚園・保育園・または学校で覚えてきた、相手にダメージを

与える悪い言葉を使ってみた、という感じが多いかもしれません。

 

上にご兄弟姉妹がいて、そのお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが

 

家で時々けんかのときなどに、

弟妹に向かって「ばか!」と言っている場合、

同じように、両親に「ばか!」と使うことはままありえます。

ダメージを与える言葉だと知っているからですね。

 

では、そういわれた時に、どうすればよいのか?

 

 

確かに世間一般的には「親に向かってそんな言葉を言うなんて、

 

厳しく叱るべき」という考えが主流のようです。

 

けれども、その一般的価値観というのは、本当にそうなのでしょうか?

 

子どもたちは、本当のところ、どう思っているのでしょう?

 

一般的な価値観には

 

「”親”は偉いもの」という権威が見え隠れしています。

 

親が偉くない、という意味ではありません。

 

親に「ばか!」と言っていい、と言う意味でもありません。

私たちは一生懸命子どもたちの世話をし、育てています。

その行為の本質は愛であり、価値のあることですし、

確かに「偉い」というのか「尊い」ことをしています。

 

けれども、権威に対してひどい言葉だから叱る、

 

というスタンスだとしたら、

今は小さなお子さんであり、その権威で言わせないように

することができるとしても、彼らが体力有り余る中高生になったときに、

権威は全く通用しません。

 

だからといって、他の子、他の大人たちに平気で

 

「ばか!」と言うようになっても困ります。

ではどうしたらよいのか?

 

「ばか!」と言われて傷ついた、悲しい思いをしたとしたら、

 

(ほぼみなさんそうでしょうけど)それをしっかりと子どもと

同じ目線にたって、まっすぐに伝えることがまずは必要なのだと

思います。

 

そして、小さな子どもが親に向かって「ばか!」と言ったときは、

 

「なぜ、ママは分かってくれないの?」という自分の気持ちに

気付いてほしい、ということもあるでしょう。心の叫び、ですね。

「どうして、そんな悲しい言葉を言ったの?」と子どもに寄り添いながら

聞いてみる必要はあるでしょう。

 

そうして気持ちを吐き出させた後、

 

「みんな悲しくなるからもうその言葉は使わないでね」

ときちんと伝えられれば、その後は殆ど、言うことは

ないでしょう。(子どもなので、つい、忘れたころに

使ってしまう、ということはあるかもしれませんが)

 

この対応は、世間でいうところの「叱れない親」とは

 

違う、とはっきり思います。

 

と、この話の落ち着きどころがどこか、考えていましたら、

 

反抗期まだまだ続いている新中3の次男が、

「子どもの感性を磨くことだよ!感性を磨いたら、

そういう言葉は言えなくなってくるんだから。

まあ、オレも分かって、弟につい言っちゃうときも

あるけどさ。でも、分かってはいるから、

他では絶対使わないよ。」

と申しておりました。

 

次男の言い分がすべてではありませんが、

 

「ばか!」と思わず言ってしまう子どもたちの心を

考えてみる必要があることは確かなようです。

 

もちろん、小さな子どもたちは自分の思いを的確に話すことは

 

難しいのですから、すべて言わせる、のではなくて、

人生を先に生きている大人が察する必要はありますが。

 

日々、子育てをしていると、きめ細かな対応は無理!

 

という場面も多々あるでしょう。それでも、気付いたときに、

子どもに問いかけ、子どもの気持ちに寄り添っていたら、

彼らの心を権威で押さえつける必要は全くありませんし、

彼らが思春期になったときに、今まで力と権威で押さえつけていた

我慢が一気に爆発する、ということはあり得ません。

 

世の中の「いい子」が危ない、というのは、

 

そこに大人の力と権威でのコントロールがあるからです。

コントロールされていたことに気づいたときに、

計り知れない怒りとなります。

 

理不尽な押さえつけは、必ず傷になっています。

 

もし、大人になった私たちが、小さな子どもに「ばか!」

と言われて怒りがわく、としたら、

私たちの中に理不尽に押さえつけられた、ばかにされた、

という「傷」があり、そこが痛んで怒りがわくのです。

 

子育ては結局のところ日々自分自身を磨く、

 

一番の良い機会ですね。

そうそう、それと子どもたちの感性を磨くことも忘れずに(^_-)-☆

一緒に磨いていきましょう(^.^)