NPO法人三重みなみ子どもネットワーク さんの子育て
情報誌「みっくすぱれっと」に、エッセイを連載させて
いただいています。
こどもと泳ごう!世界に向かうことばの海<22>
クラブでは、子どもも大人も一緒に活動しています。
毎週の集まりでは、みんなで世界の歌を歌いながらゲームをしたり、
いろんなことばのお話を真似して言ってみたり、ホームステイの
受け入れで外国のお客さんが来たよ!なんて話をしたり、あっと
いう間に時間が過ぎてしまいます。
最近すごいなぁと思うのは、2歳の仲間たち。日本語もどんどん
成長していく時期に、重なるようにいろんなことばを吸収していきます。
知らないうちに英語が言えるようになってる事が発覚したRくん。
英語のCDをかけると、「キャー!!」とデッキに駆け寄り、
語りかけるようにまねっこ。
私がCDを他のに変えようとすると「ちょっと!!!いかんのっ!」
ゲームでも、全力ダッシュ!お話の番が回ってくると、好きな英語で
マイクを握り満足げ。 まさに、ことばを「音・人・自分」の中で楽しんで
ました。
シンプルなんだけど、それって本質。母語を自然習得して行く時も、
それは原点で、一番大切な事だと思います。体験に共感し、共有できる
家族や仲間の中で話したい気持ちが育つからことばも育つのです。
2歳ってすごい、体の機能的にはオトナと変わらなくなってきてるけど
まだまだプリミティブなところもいっぱい。
ですが、ひとりひとりの「2歳」を育てる為の環境であるような、そんな
活動にしたいなぁと思いました。
です。
新しい言葉と向き合った時、私たち大人もみんな「2歳」を体験するの