今回の100kmの道のりを振り返り、
記憶に残しておきたいと思います。
第一回 小豆島・寒霞渓(かんかけい)100kmウルトラ遠足(とおあし)。
小説、「二十四の瞳」や
最近では、日本アカデミー賞を受賞した「八日目の蝉」の
舞台にもなった瀬戸内海に浮かぶ小豆島を100km走る大会。
第一回の大会出走者は552名となりました。
スタート前は、緊張感と熱気があります。
今回は7名の仲間と共に総勢8名で参加しました。
スタート直前。
早朝5時、
暗闇のなかスタート!
外灯も少ないのでヘッドライトをつけて走ります。
今大会の最大のポイントは「坂道」。
まだ真っ暗の5km付近からいきなりすごい登り坂。
先が思いやられます。
だんだんあたりも明るくなってきて
美しい絶景の中を走ります。
島でのマラソンならではの景色です!
朝から晩まで走り続ける100kmウルトラマラソン。
よく聞かれる質問のなかに
「途中食事をとらずに走り続けるのですか?」
というものがあります。
実際は約5kmおきにエイドステーションがあり、
そこで水分、食料補給をしながら走ります。
こんな感じで今回のエイドステーションも充実していました。
ドーナッツやバナナ、オレンジ、カステラ、パンetc.
飲み物も水、スポーツドリンク、みそ汁、スープなどなど
中でもイチゴは甘くておいしかった。
変わったところではこんな焼き鳥や
小豆島のみなさんがよく食べる温かいそうめん
ボランティアの方の手作り巻き寿司など
レパートリーも豊富で大変助かりました。
話を本題に戻して
いよいよ35km付近からの中盤のハイライト
驚きの山道、「寒霞渓(かんかけい)」へ。
正面奥、山の山頂を目指して走ります。
そこに至るまでに
これでもかというような強烈な坂道をいくつも登って来ているので
もうすでにふくらはぎがパンパンになっています。
このあたりの斜面を登りながら
かなり登りがきつくなってきたなぁと感じていたのですが
こんなものでは済みませんでした。
そのあと登場したのがこちら
もう、完全にジグザクになっている急勾配の登山道。
とてもじゃないですが、走って登れる角度ではありませんでした(笑)
何とか登りきり
山頂付近から見下ろした景色。
むこ~うのほうに見えるのが
登り始めたあたりの町並み。
眼下の町並みがとても小さく見えます。
その後、山頂で一息ついて
今度は逆に下り坂を
一気に駆け下り、その先を急ぎます。
その後は、比較的平坦ではあるのですが
このように長く続く海岸沿いを走ったり、
また強烈な登り坂が現れたりで
思い出には事欠きません。
90km過ぎには日も落ちてきて
また美しい景色が。
日が沈む様子もまた格別でした。
このような景色の中、走ることができるのは
100kmウルトラマラソンならではだと思います。
ここで少し番外編。
前日紹介した
コース状況説明ボードにあった
「ひとりしか通れんよ!」
という土砂崩れ情報。
91km付近でしたが
実際はこんな感じ。
リアルにひとりぐらいしか
通れない状況でした。
そして、
あたりが真っ暗になるなか
明かりに照らされたレストステーションで休憩し、
目指すゴールへ。
そしてついにゴール!
タイムは14時間38分。
とにかく完走できてホッとしました。
こちらのゴール写真は
走り終えた後、ゴール側から撮っているので
人影も見えませんが
多くの方々よりゴールで祝福していただきました。
エイドステーションや誘導案内をしていただいた
ボランティアのみなさんをはじめ
大会運営に関わっていただいたみなさま、
本当にありがとうございました。
今年は
ハーフマラソンやフルマラソンに参加し
しっかり調整を行い
また来年
7度目の100kmマラソンに挑戦したいと思います。