3-2.抗がん剤の検討 | 33歳 大腸がんになっちゃった

33歳 大腸がんになっちゃった

33歳でS状結腸がん(ステージ3a)になった女性会社員の日記です。
自分の経験がお役にたてればいいな、と思い、作成しました。

休職中にしたメイン作業は 抗がん剤の検討です。

私は入院中に 「リンパ節゚転移1個は確実にある。残り何個かは細胞検査後に分かる」と先生から聞いていました。
リンパ転移がある=ステージ3 となり、通常は 抗がん剤による補助治療が勧められます。
(補助治療とは 再発・転移しないための治療ということです。)

そこで退院前に 化学療法(=抗がん剤治療)の先生に 治療方針を相談していました。
先生から提示されたのは 以下です。
1.抗がん剤治療しない
2.ゼローダによる経口薬
3.XELOXによる点滴+経口薬

1.は 私が抗がん剤治療に否定的だったため、提示してくれたものと思われます。

抗がん剤について調べれば調べるほど、「恐ろしい薬」との認識が芽生えたため、抗がん剤を受けるかはほんとに悩みました。
・がん細胞をやっつける可能性もあるけど、正常細胞も壊すこと
・がんに効くかどうかは分からないけど(効く人も効かない人もいる)、副作用はほぼ全員に起こること
・抗がん剤による効き目は5年生存率を70%→75-77%くらいにあげる可能性はあるが 100%にはならないこと

以上のような点で、抗がん剤のメリット・デメリットを考えると、すぐに答えは出ませんでした。
他の患者さんは、病気をやっつけるため抗がん剤治療する と迷わないかもしれませんが
私は 将来的に子供を希望しているので 正常細胞を壊すことが 一番不安で 迷いました

とりあえず、細胞検査の結果を待って 答えを出すことにしました。

細胞検査は・・・リンパ転移1個のステージ3aでした。

健康な人から見たら「ステージ3a」って進んでるし、大丈夫なのって思うかもしれませんが、
ステージ3a告知済みの私にとっては、「3aでとどまったらラッキーだ」と思うようにしていました。

先生から報告を受けて すごーくホッとしたのを覚えてます

例えがよくないかもしれませんが、裁判にかけられて死刑か懲役○年か・・・という判決で
懲役○年を受けて とりあえず生き延びれる可能性があるかも・・・という感覚です。
(別に悪いことしてないのに 判決受けるのも変ですが

報告を受けた後の病院からの帰り道、車の中で 安堵の涙が止まりませんでした
自分の中では そこまで結果報告に緊張していなかったつもりでしたが
実は かなりの緊張下にさらされていたんだなぁと気づきました

ステージ3aの結果を受け、悩んだ末に 2.ゼローダを受けることにしました。

理由は
・完治の可能性をあげるため
・再発・転移したときに、「抗がん剤受けとけば良かった」と後悔はしたくないため

正常細胞への影響は怖いのですが、
「始めてみて「やっぱり辛い」と思ったら中止すればよいや」と考えることにしました。

そして、8月後半から 抗がん剤開始となりました。

※抗がん剤に関する情報は、私の主観が入っているため 間違った情報が入っているかもしれません。