新人が育たない会社 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛プロ講師 北村美由起です

 

企業では
そろそろ新人の受け入れの準備です

私たち講師も新人研修の打ち合わせが始まります

シリーズで
新人育成のポイントをお伝えしていきます

私が行う管理職研修では
初期の新人育成に必要なポイントをお伝えします


まず大事なことは
1.新人が自分が受け入れられていると感じる事

2.勤め続けられる環境を作っている事です


その環境とは?


管理者の方はこの「環境」に対して
いつく書き出しが出来るでしょうか
環境とは

・勤務時間の管理

・休日の確保

・わからない事を聞くことができる

・責任を取る人がいる

などなどetc

環境づくりに関心のない管理者の下で
新人は育ちません

植物に例えるならば
耕されていない硬い土に種をまき
水もやらず、日陰で、まったく見に来ない

そんな環境である日突然
「収穫しようと思ったのに、まったく実になっていない」
と怒りだす
かわいがらずに、手をかけずに
成長しろと言われても
育つ環境がなければ成長しません

なのに関心のない管理者は
「ダメな新人だった」
「すぐに辞める根気がない」
などと、すべて相手が原因と取る人もいます

 

入社して3年以内に辞めてしまう理由ベスト3

1.この仕事が向いていない

注意されることが多い

楽しさや手ごたえを感じない
成長しているかどうかがわからない
 

2.ここに必要とされていない

なじめない

社内コミュニケーションが悪い

作業ばかりで、責任ある仕事につかせてもらえない

知らない事、聞かされていない事が多い

 

3.もっと良い会社があるはずだ

お給料、待遇、福利厚生

それだけではなく

「会社の将来が見えない」

そこが一番の離職の理由です

 

最近の社員育成のキーワードは
「時代に合わせる」です

 

若い人たちは「コミュニケーションが違う」
若い人たちは「納得しないと動かない」

若い人たちは「根性論を嫌う」

 

50代の管理者、60代の役員は
どこまで若い人向きに育成を進めるのか
その加減に悩むところです

 

若い人たちに合わせる事は一つのきっかけです

いずれは会社の色に染まってもらうわけですから

入り口に若い人向けのきっかけを取り入れる事は

これは大事なポイントです

 

しかし、ずっと若い人に合わせる事は間違いです

若い人は後に会社のやり方に慣れて

なじんでいかなければなりません

そこに気が付いてくれるように
育成をしていかなければなりません

それが出来なければ
3年ごとに会社の育成のやり方が変化してしまいます
社会や会社が新人と若者に合わせるのではなく

新人が会社に合わせる事が出来るように
育成をしていく事です
そのはじめとしてまずは
若い人たちが聞き入れやすい方法
若い人が動きやすい方法を取る事です

しかし、忘れてはいけないのは
それはあくまでも初期段階の事であるということです

次回は
新人に「最初に教える」2つのポイントをご紹介します