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■昨日は、就任式終了と週明けで落ち着きが取り戻すことが
予想されたものの、今後の通商政策を打ち出したことが、
リスク回避の流れを引き寄せました。
予想されたものの、今後の通商政策を打ち出したことが、
リスク回避の流れを引き寄せました。
更に、今朝ムニューチン次期米財務長官の書簡で
「ドル高けん制」と言及していることも、上値を重くしています。
「ドル高けん制」と言及していることも、上値を重くしています。
■さて、新政権がスタートしたものの新鮮味のない就任演説で
トランプラリーが不発となっている今週、
いよいよ「トランプリスク」が意識されそうです。
大統領選挙中に話していた「TPP離脱・NAFTA再交渉・高関税」が
現実に始まり、あの話は選挙に勝つためのパフォーマンスで
なかったと考えされられそうです・・・。
■その代表的なのが、「中国・日本・メキシコ」です。
特に人民元に対しては「ドルは強すぎる」と示唆していることからも
日本への影響も少なくないとみています。
トランプ新政権の土台が保護主義となるため、市場としても
徐々に「ドル安」を意識し始めてきています。
この状況からも今後は、トランプ発言は全て「リスクオフ」を
助長する恐れがあります。
これまで大統領選以降、トランプノミクス期待から
一方的にドル高が演出されました。
しかし、そのドルも上値が重くなり調整局面に
入る可能性がでてきました。
■ドル円も先週のトランプ大統領の記者会見で一度、
移動平均50日線を割り込んだものの、その翌日には
再度切り返す強さがありました。
しかし、115円の大台を引け値ベースでクリアできなかったこと、
ドル高けん制発言が重なり、直近安値の112.50円に接近。
仮に、ここが割れれば、75日線(23日現在:111.27円)が
意識されやすくなります。
その他にも、ドルストレートに対しても売りが優勢となっています。
ポンドドルやユーロドルそれぞれが中期抵抗と意識されてきた
移動平均75日線を引け値ベースでクリアしていることで
ドル円にも影響しています。
■最後に、本日のドル円です。
本日は売りベースに戻りとブレイクを考えています。
戻り売り(指値)
113.00円
ブレクダウン(逆指値)
112.50円
■トランプラリーはまだ終わったとみていませんが、一般教書演説や
予算教書まで時間がまだあります。
期待して押し目買いを推奨したくなりますが、週足の
トレンドも変わりつつある状況ですので、トレンドに沿ったトレードが必要だと思います。
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