尖沙咀街市(市場)の食堂で昼食する
一泊サービス料を含めて1000HKドルもしない安くて清潔なホテルです。
部屋も値段の割に広く設備に不満はありません。
先月泊まった綾瀬国際ホテル(ビジネスホテル)の3倍は広い。
尚且つ部屋はハーバービューで地下鉄駅、スターフェリーにも近く
友人も喜んでくれましたがホテル名はあえて書きません。
理由は人づてで予約が困難になれば今後は我々が困ってしまうからです。
このホテルは団体客は受付していませんし落ちついていて
昔から欧米人も多く泊まり朝食のパンの種類も多いです。
そこそこの評判ですがバイキング一食120HKドルですがあえて外に出かけ
一食30HKドルの海老ワンタン麺を食べに出かけました。
ホテルから徒歩4分の尖沙咀街市(市場)の中の食堂にしました。
この店は過去に私一人で朝食した時に選んだ海老ワンタン麺の旨さを
思い出した事と、ここのオヤジもスタイルが気にいったからです。
オヤジの青色シャツ・紺色短パン・黒革靴・短足靴下が決まっている。
桜木町「ぴおシティー」の立飲みと変わらない雰囲気は香港の昭和と同じだ。
香港1960年時代の雰囲気は大事にして保存してもらいたい。
70元(1000円)と書かれた段ボール紙も価格改正の度に上へ上へと
貼付けされている。ここで作られた蝦辛油食材を売っているのでしょう。
雑巾か布巾か区別がつかない醤油漬け色は日本食品業界では考えられない。
ガスレンジ台の鉄板も溶接部分もサビでボロボロになっているが
まだ数年は使いこなすのでしょう。醤油、塩がこぼれて錆びついたのでしょう。
家内・友人も熱湯消毒で使いたいのでしょうがそうは問屋が許さない。
出来上がった30HKドル海老ワンタン麺の旨さに驚いていた。この味のスープ
麺のシコリ、細さ、蝦辛香辛油を少々入れて食べる。
家内・友人も「これだけ旨ければ次回も必ず食べたい」と言いだす。
二人は食後に近くのスタバに行きたい顔をしていたが香港市場名物の
鉄瓶で煮込んだ紅茶のミルクティー13HKドルを飲んだがこれも日本では
お目にかかれない美味しさに満足する。
観光客には二の足をふむ雰囲気ですが食べて旨ければそれで良し。
食後はスターフェリーでセントラル3番波止場からデスカバリーまでの船旅を
計画しました。デスカバリーは香港のハワイ的な居住地で欧米人が多く
ゴルフ場もあり一度は観光しても良い場所です。
スターフェリーは階段を上がったホームから乗る一人2.5HKドルの
上層席が普通ですが今回は私だけ0.5安い2ドルの下層席で乗ることにした。
上層入口は富裕層のファーストクラス2.5ドル
下層入口は貧乏層のエコノミークラス2.ドル
飛行機運賃はエコノミー利用なので下層席でも気にならない。
下層席は海風が強い時、雨の時には波が吹き込んでくると聞いている。
0.5ドル(7円)安い下層席はディーゼルエンジン音の大きさにびっくりする。
スターフェリーの緑部分は下層席(エコノミー)、白い部分は上層席ファーストクラス
家内と友人は下層は嫌だ、と言い残して階段を上るが私は下層席で満足だ。
香港帰国はANAエコノミーのくせに贅沢言うな、と言いたかったが我慢した。
人生なんでも経験していれば落ちぶれても格差に落込まなくて済む。
横浜には寿町もあり暮らしやすい土地柄です。