新聞、テレビに書かれていないアルジェリア最新情報 | 下丸子へ通う75歳の元社長のブログblog

新聞、テレビに書かれていないアルジェリア最新情報

Facebookでのお友達スリランカで仕事をしているkazunori Ninomiyaさんから
北アフリカ アルジェリアの新しい情報が届きました。

新聞、テレビではありえない出来ないことが書かれています。


私がある方に聞いた話ですが、こんなことは御法度ですが国によっては

子供の値段よりラクダの方が値段が高いという不謹慎な話もあります。


アルジェリアにとっては先進国と違って思想信条、宗教が違いますから

施設が大事か、人命が大事か、テロに対しての対応など考え方が

全く相容れないのでしょう。


日本のマスコミではアルジェリア政府についての情報は少ないですが

今のブーテフリカ大統領もかつてはテロ集団の幹部でした。


下記の貼り付けた文章にも詳しく書かれていますが、かつての

テロ幹部であったブーテフリカ大統領はテロの内情は手に取る様に

分かっていると書かれています。


彼(大統領)はフランス政府との今までの交渉事でも山千海千であり

数々の修羅場をくぐり抜けているので人質などは数のうちに

入っていないと、詳しく書かれていました。


正確な情報かは不明ですがFacebookならではの情報と思います。

新聞、テレビなどでは現地の感性の違いが読み取れました。


貼付けはじめ
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アルジェリアのアルジェにすまれている日本人の情報を頂いた廣田さまです。


またまた、貴重な情報です。廣田さまありがとうござます。
連投になるけど、本日、アルジェのtokkuさまからメッセージを頂いたので、
シェアしますね。
後半、今回のテロ事件において日本に伝わっていない話も書かれています。

*****

... 廣田様、ありがとうございます。気にかけて頂き、ほんとうに嬉しく思います。
昨年夏過ぎ頃から、サハラ地方は極めて危険との情報が入り、2012年9月以降は、
沿岸部の首都アルジェに移動してきています。


折しも、アルジェリアに南部で隣接する国、マリ共和国北部では
イスラーム原理主義組織と、アルカイダ系組織が勢力を強め、
非常に危険な状態が続いているのです。

この、マリ共和国は、折からの大干ばつで国土全体が疲弊しており、
その脆弱性を突かれる格好になって、アルカイダの格好の
棲家になってしまっています。

この組織は、当然に世界屈指の産油国であるアルジェリアを
標的にしており、彼らがアルジェリア領内に侵入することは、
時間の問題とされてきました。

ところで、アルジェリアの強みは、何といっても権謀術数で名を馳せている
同国の大統領ブーテフリカの存在です。


得意の寝技でフランスと取引し、自国アルジェリアの手をなるべく汚すことなく、
フランス軍を活用して、マリ共和国からアルジェリアを諜う(うかがう)
アルカイダ組織の掃討作戦を実現させてきたことです。

勿論、フランスもフランスで、アルジェリアの天然ガスは自国にとっても
大きな国益に繋がるわけですから言うなれば、
キツネとタヌキの化かし合いのようなものです。

とにかく、ブーテフリカ大統領の目論見は、ある程度は成功しました。

フランス空軍のファイター・ミラージュが空からアルカイダ殲滅オペレーションを
続行し、それに呼応してフランス陸軍(その多くはプロの傭兵部隊=外人部隊)が
アルカイダと連日熾烈な銃撃戦を繰り返して来ていると伝えられます。

そして、アルジェリア国家警察軍(GENDARMERIE[ジャンダルムリー]=「憲兵」)の
TOYOTA ランドクルーザー特別仕様車が国境を絶えず監視していたのですが、
今回は、マリ共和国経由ではなく
リビア経由でアルジェリア国境を侵入してきたとされえています。

実際、此のような事件は、実は今回が初めてではありません。

いずれも、事件の多くはサハラ地方なのですが、アルカイダ組織、
或いは他のイスラーム原理主義組織が、
地方の憲兵隊本部や、軍の駐屯地を自爆テロで攻撃したり、
迫撃砲、マシンガンで無差別乱射事件を頻繁に起こしたりしているのです。

特に、チュニジア国境に近いGERMA(ゲルマ)では、
良質の天然温泉が出ることから、地の利を利用して、
アルカイダ組織が潜伏していることで、有名です。

また、中部沿岸部カビリー(古代ローマ人の直系子孫が棲むとされる地域)の
タラギレフという山岳地帯にも、テロリストの隠れ家があることで知られています。

余談ですが、このタラギレフは全体が絶えず霧に包まれた山岳地帯で
黒松の原生林が鬱蒼(うっそう)としています。
そして、非常に匂いの芳香な良質の松茸とマッシュルームが
セットで採れる地域なのです。(日本の松茸は赤松ですね)しかし
、天然のマッシルームは絶品。松茸が霞んで見えるほどです。

これを採りに出かけて、とんでもない場面に遭遇しました。

その時、上空を見上げると20機ほどの軍用ヘリとミグ戦闘機が
数機、山の斜面に向かってミサイルを打ち込んでいるのです。

最初は演習かと思いました。

しかし、次の瞬間、そうでないことを悟ります。
憲兵隊のランドクルーザーに静止され、「命が惜しかったら引き返せ」と
凄い形相でマシンガンを突きつけて来るのですね。

さしずめ、日本なら、トップニュースになるところですが、この国では総て極秘。

一般人には何も情報を与えません。

・・・・

さて、首都アルジェはやっぱり便利です。
ヨーロッパ、アフリカ地域限定のJSTVチャンネルで日本のテレビ放送の
人気番組が、見られるのですから。

そのJSTVで、今回の日揮社員人質事件が大々的に報じられていました。

そして、実は、一つ気になることがあります。

それは、今回のテロ事件に対する対処法を巡って、
アルジェリア側と人質を出した国々の考えが余りにも乖離していることです。


人質を出した国はいすれも人命優先を当然に強く主張しています。

当たり前ですね。

それに対して、アルジェリア側が重きに置いているのは、
如何なる方法を用いても、今回のテロ行為を殲滅させることを
第一義に置いている訳です。

つまり、人質の安全優先という美辞麗句はあまり出て来ません。

従って、テロリストを皆殺しにする為には、
人質の安全は考慮の枠外と考えていることです。

これは、過去の事例でもそうなのですが、多くの場合、
人質を取った犯人を、容赦なく人質もろとも射殺しています。

こんなことをしても無駄だという強烈なアピールなのですね。

こうしてテロの後続を断ち切って、断固とした威信を示し、
石油、天然ガズをはじめとする国益に大きな影響が出ないようにする訳です。

悪く転べば、一連のアラブの春のように、最初は小さなピンホールでも
、短期間でマンホールの穴となって、
国家が転覆する事例をいやと言うほど彼らは見て来ている筈です。

今回、アルジェリア軍は、極めて迅速かつ、早期に強硬手段に出ました。

しかも、日本や欧米に知らせることなく。
知らせれば、彼らにとっての雑音に悩まされるという訳です。

重複しますが、日本、欧米は、「人命優先、人質救出」を声高に主張するのに対して、
アルジェリア側は、「何が何でもテロリスト殲滅」を最優先しているのです。

ですから、人質が構内に居ようが居まいがお構いなしに、
掃討作戦を即時実行し、そこにいるテロリストに容赦なく
ロケットランチャーや銃撃を加えるのです。

日本人の感覚では理解しがたいのですがアルジェリア人が
国益を考えたとき、躊躇なくそういった行動に出るのですね。

ちなみに、アルジェリアの現体制を握っている政府重鎮達も、かつてはテロリストでした。

フランス領時代の末期、1950年代、多くのアルジェリア人少年達が、
フランス人の通うレストラン、ナイトクラブ、空港など大凡あらゆる
パブリックスペースに時限爆弾をセットし、テロ行為を繰り返して来たのです。

アルジェリア民族解放戦線(FLN)と言われ、当時のエジプトに
地下組織の本部が置かれていました。そこで、教育を受けた一人が、
現大統領のブータフリカです。

ですから、テロの手口、テロリストの行動パターン、
ものの考え方、手の内をよく把握しているのです。

そんなアルジェリア政府にとって、人質が居ようが居まいが、
とにかく、テロリストを皆殺しにすること。

これが総てに優先すると考える訳ですね。

近いうちにアルジェリア人のものの考え方など、機会見て、
もっと詳しくお伝えしたいと思っています。

私は、お蔭さまで、今回事件のあった場所から1200km離れた
首都アルジェにおりますので、今のところ安全です。

そして、これ以上テロ事件が日常的にならないことを祈るばかりです。

更に、今回人質になった方々が皆、無事で解放されることを切に願って止みません。

〇〇様、メッセージありがとうございました。

*****


非常にタイムリーなメッセージでしたので、連投になったけどご紹介しました。
ちなみに、写真と本文とは全く関係ありません。
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貼付け終わり