http://jp.autoblog.com/2012/08/06/lamborghini-countach-lp400ev/
ニュースによると、電気自動車ビジネスを展開している「ゲッコー&カンパニー」と言う会社が展開するEVビジネスの第6弾として、ランボルギーニ・カウンタックLP400EVを発表した。価格は2870万円である。

と、ここまではいい。

だが、スペックを見ると、バッテリー満充電での走行距離が150キロで、バッテリー充電に8時間を費やすということはiMiEV程度の16kwクラスのバッテリー容量と推測される。その程度のバッテリーしか積まないで急速充電を非サポート、と言うことは、よしんば150キロ走れたとしても、バッテリーがカラッケツになったら8時間は身動きが出来ないことになる。

これは電気自動車を推進する身からすれば、こんな中途半端なスペックで世に送り出すのは、電気自動車のイメージダウンにつながる。開発元には急速充電をサポートするように要求したい。

しかも、この会社はフィアット500や(販売金額600万!)、デロリアンのEV(販売価格960万!)も手がけているが、いずれも急速充電器への対応は一切書かれていない。これでは街中を走行してバッテリーが無くなった時、満充電に8時間待てと言うことか?そんなことになったら、電気自動車を望んで買ったユーザーに、電気自動車=失望だけを植えつけることになるだろう。

このゲッコー&カンパニーに良心があるのなら、是非とも考慮に入れて欲しい。
いや、入れて当然だろう。それだけのプライスタグをつけておいて対応が出来ないというのなら、ヤッターマンのドロンボー一味も真っ青のインチキ商売になってしまう。


<なんでもEVにして良い物でもない>
あと、ゲッコー&カンパニーに言いたいのは、車種をガンガン出すのは良いのだが、まだどの車種もリリースされていない点は要注意である。納入実績が見えない企業がポンポン車だけ発表していると怪しく思ってしまう。

さらに、今回のカウンタックをEV化するというのはいささかセンスを疑う。
カウンタックという車が静かに走ってもありがたみがないのである。

やはり私等世代は、カウンタックというと・・・
こう言うイメージなのである。


キャノンボール・オープニング
いわずと知れた、香港映画の代名詞「ゴールデン・ハーベスト」のハリウッド進出作品にしてハリウッド俳優全員集合+スーパーカー大集合の満感全席な作品。
冒頭のカウンタック対警察の追いかけっこは、圧巻である。



キャノンボールⅡ・オープニング
キャノンボールの大ヒットから、ハリウッド俳優再集結。前作にもましてカーアクションだけではなくジャッキー・チェンのアクションが光る。
冒頭の追いかけっこも健在。オチを知ってると何故内側の塗装が赤いのか、理解できる。


この映像からも解るだろう。
エンジン音のしないEVのランボルギーニやフェラーリに、なんの官能があるのか?
何でもかんでもEV化、しかも、中途半端なスペックで出すのは、感心できない。