やられた、イメージビデオを見ただけでノックアウトである。
前々からアルファロメオが投入すると告知していた、ミッドシップクーペ4cがついにヴェールを脱いだ。


このビデオをご覧いただければ、何故ここまで言うのか判ると思う。
さらにその性能を、装備を考えれば、破格のバーゲンセールともいえる内容なのだ。


<シャシーはカーボン、MP4-12システムで895Kg>
この4c、シャシーはプリプレグと呼ばれるカーボンを採用している。
もう、これだけでも凄い話である。1800ccのロードカーにカーボンを用いるのだから、アルファの本気度もハンパないということだろう。

もちろんボディ全体がカーボンと言うわけではなく、マクラーレンMP4-12cでも取った手口の、アンダーフロアからコクピットのバスタブ部分がカーボンなのである。エンジンやフロントセクションはもちろんサブフレームでつながれるわけである。

このおかげで車両重量は895Kg、当初の目標よりもいささか太ったものの、この重さはたいしたもの。これで遅かろう訳がない。

<エンジンは1750、230馬力>
エンジンも、このシャシーに負けていない。
昔から「エンジンのアルファ」と言われていたアルファロメオが、そこをぞんざいにするわけが無い。オールアルミの直列4気筒にターボで武装した1750ccのエンジンは実に240馬力、しかもトルクは最大トルクである35.7kgの8割が1700rpmで発生すると言う、扱いやすい設定になっているのだ。

トランスミッションはデュアルクラッチのパドルシフト。これまでMiToやジュリエッタで採用されているものをリファインして投入している。ご他聞にもれず発進加速を最適化する「ローンチコントロール」がついており、矢のような発進加速を味わうことも出来るが、くれぐれも免許証の点数にはご注意を・・・

<価格は6万ユーロ、730万円が日本でいくらになるの?>
さて、ここまで来ると気になるのは「でも、お高いんでしょぉ?」となる訳だが・・・
今回はぁ、アルファロメオの本気を皆さんに少しでも証明したくってぇ、装備もしっかりつけてぇ・・・6万ユーロォ~(トーカ堂、北社長の口調でお読みください)

6万ユーロとは日本円に換算して、730万円、これに輸送費や日本で通すもろもろを考えると+100万~150万といったところか?だとしても、ポルシェやフェラーリから考えれば破格のバーゲンセールといったところだろう。

あとは日本に何台、入ってくるか?
非常に楽しみである。