西日本新聞
久山町初の古墳公園「山ノ神古墳」の整備が完成し20日、見学会が同町久原の現地であった。
7世紀ごろの古墳時代の円墳で、遺体を安置した石室の一部を見ることができる。
訪れた人たちは石室や出土品などを眺めながら先人たちの営みに思いをはせた。
同古墳は宅地開発が進む小高い丘の一角にある直径約7メートルの円墳。
内部には石室(長さ約6メートル、幅約2・4メートル、高さ約2・5メートル)が良好な状態で残っていて、昨年度までの町教育委員会の調査で、周囲から7世紀初頭の須恵器や土師(はじ)器など74点の遺物が出土した。
特に銅の上に金箔(きんぱく)を張った装飾品の金銅製品が町内で初出土し、地域の有力者の墳墓と推定されるという。
公園は町が円墳を中心とした約1100平方メートルの敷地に、通路や案内板を125万円かけて整備した。
町教委文化財担当の阿部悠理主事は「中世(約800年前)の青磁なども見つかっていて、地域で長く活用されてきたと考えられる。多くの人に親しんでもらえれば」と話していた。=2018/05/21付 西日本新聞朝刊=
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堺市の古墳はある意味でかくて、由緒があるので、気軽に公開できない…(T_T)