08月09日 14時58分
政務活動費をめぐる問題で、大阪・堺市議会の小林由佳議員とともに、市議会から辞職勧告を受けていた、元秘書の黒瀬大議員が9日、議長に辞職願いを提出し受理されました。
小林議員は、政務活動費から広報誌の印刷代などに285万円を支出したとしながら、実際にはほとんどが配られていなかったなどとして、市から詐欺などの疑いで刑事告訴されています。
黒瀬議員は、小林議員の元秘書で、ことし5月、堺市議会は、「みずからの潔白を積極的に証明する努力を怠り、議会に対する信頼を失墜させた」として、2人に対する辞職勧告決議を可決していました。
この決議に法的な拘束力はありませんが、9日、黒瀬議員から「市政を停滞させてしまった」として議長に辞職願いが提出され、受理されました。
一方、小林議員は、ことし5月に辞職勧告を受けた際、「議員活動を続けて市民の信頼回復にあたっていきたい」と述べ、辞職しない意向を示しています。
堺市選挙管理委員会によりますと、黒瀬議員の辞職にともなう補欠選挙は、来月15日告示され、堺市長選挙と同じ、24日投開票の日程で行われる予定です。