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NY外為:一時101円台 「100円突破」に警戒感
毎日新聞
 29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は一時、約3週間ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=101円97銭まで上昇した。日銀が29日に決めた追加緩和策が小規模にとどまったことへの失望に加え、米国の4〜6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想を大幅に下回ったことが要因だ。週明けの円相場も円高傾向が続く可能性がある。市場関係者からは「節目の100円突破」を意識する声も上がり、政府内に警戒感が広がっている。
 「足元の為替市場は神経質な動きがあって憂慮している」。パリ訪問中の麻生太郎財務相は29日、こう述べて市場の動きを注視する考えを示した。
 ニューヨーク市場に影響を与えたのは、米GDP速報値。前期比年率1.2%増で市場予想(2.6%程度の増加)を大幅に下回った。米景気の不透明感が意識され、ドル売りと円買いが加速。終値は前日比3円20銭程度円高の1ドル=102円00〜10銭だった。
 今年の円相場は、1月29日に日銀がマイナス金利の導入を決定し一時は円安に振れたものの、新興国の景気減速懸念や米国の追加利上げ先送りなどによって円高基調が続いている。従来は日銀が追加緩和に踏み切るたびに円安に傾いたが、今回の追加緩和は円安を促す効果が不発だった。
 みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げに積極的でなく、日銀の追加緩和も期待した内容ではなかったため円高のトレンドが生まれてしまっている」としたうえで「心理的節目の100円が手の届く所に来た。週明けに突破を試す動きが出る可能性がある」と指摘している。【片平知宏】