特報 <新型インフル>妊婦は合併症危険「抗ウイルス薬を」CDC・・・。ハイリスク患者に | 堺 だいすき ブログ(blog)

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 【ワシントン小松健一】米疾病対策センター(CDC)のシュカット博士は12日、記者会見し、新型インフルエンザの症例分析から「妊娠中の女性が感染すれば、肺炎などの合併症を引き起こす可能性が高い」と指摘した。

 そのうえで博士は、感染が確認されなくても妊婦がインフルエンザの症状を示した場合、「速やかにタミフルなど抗ウイルス薬を処方することが重要」と述べ、医療機関に注意を促した。世界の感染者数は34カ国・地域で5936人となった。

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最終更新:5月13日13時6分

 【ジュネーブ12日時事】世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は12日の記者会見で、新型インフルエンザ感染者の治療に当たる医療関係者向けに、近く指針を公表することを明らかにした。大半の患者は入院や抗ウイルス薬による治療が必要ない点など、感染者への対処で留意すべき点が盛り込まれる。 

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最終更新:5月13日5時56分

 【ジュネーブ澤田克己】世界保健機関(WHO)で新型インフルエンザ対策を担当する進藤奈邦子医務官は12日、記者団に「水際対策だけでは食い止められない。もう(ウイルスが国内に)入ってきていると思って行動しなければならない」と述べた。

 進藤氏は、日中などアジア各国が水際対策に力を入れている理由として、「新型肺炎(SARS)やH5N1型高病原性鳥インフルエンザ流行の経験が背景にあるのだろう」との見方を示した。

 進藤氏は「症例数の集計は、もはや正確に感染状況を反映しているわけではない」と述べた。

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最終更新:5月13日12時5分

新型インフル患者、大半は抗ウイルス薬不要=WHO
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 5月12日、WHOの医務官は新型インフルエンザ患者の大半は抗ウイルス薬による治療が必要ないとの見解を示した。写真はタイの保健当局者ら(2009年 ロイター/Chaiwat Subprasom)
 [ジュネーブ 12日 ロイター] 世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は12日、新型インフルエンザ(H1N1型)感染者の大半は抗ウイルス剤による治療の必要がない、との見解を示したしかし、将来的には薬剤耐性の問題もあるため、世界的大流行に対応するパンデミックワクチンの開発は依然重要だとしている。
 進藤医務官は、新型インフルエンザ患者のほとんどが休養と適切な水分補給で回復している事実を指し、すべての感染者がタミフル、リレンザといった抗ウイルス剤による投薬治療を受ける必要はないようだと述べた
 同医務官によると、WHOでは近く、新型インフルエンザ患者の治療に関する新たな指針を発表する予定。

最終更新:5月13日14時56分

新型インフル、強毒性ウイルスへの変異も=WHO
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 5月12日、世界保健機関が新型インフルが強毒性ウイルスに変異する可能性を指摘。写真はマスクをするパナマの露天商(2009年 ロイター/Alberto Lowe)
 [ジュネーブ 12日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は12日、世界中に感染が拡大している新型インフルエンザウイルスは、今後毒性の高いものに変異する危険性があると警告した
 また世界的大流行(パンデミック)を引き起こした後、世界を少なくとも3周する可能性があるとして注意を呼びかけている。
 WHOは「インフルエンザ・パンデミックの深刻さの考察」と題された報告書を公表。そのなかで、医療保険制度が発達している地域では感染しても症状を抑えられる可能性があるものの、医薬品不足や医療機関の整備が十分でない地域では感染者の症状が重篤化する危険性があるとし、パンデミックが引き起こされた場合、世界各地での被害状況は異なると指摘した。
 豚インフルエンザウイルスから変異した今回のH1N1型の新型インフルエンザウイルスは、季節性のインフルエンザウイルスよりも感染力が強く、この新型インフルエンザウイルスに対して免疫を持っている人はほとんどいない、と警告している。
 国連の最新のデータによると、これまでに30の国と地域で5251人の感染が確認された。これまでに感染によるものと確認された死者は61人。WHOによると、内訳は、感染被害が最も大きいメキシコで56人、米国で3人、カナダとコスタリカで各1人となっている。
 新型インフルエンザの症状は、発熱、頭痛、下痢など季節性インフルエンザの症状とよく似ており、感染しても症状が出ない場合もあるという。ただ、WHOはインフルエンザウイルスは頻繁に変異する特性を持ち、どのように変異するかは予測不能なため「パンデミックが発生している間にウイルスが強毒性のものに変異する可能性は決して排除できない」と警告している。
 さらに「パンデミックが発生した場合、世界を少なくとも2周する可能性があり、場合によっては3周する恐れもある」とし指摘。さまざまな状況に左右されるため、第2波、第3波の被害の深刻さは、国や地域により異なるとした。
1918年にパンデミックを引き起こし、数千万人が死亡したインフルエンザウイルスは、感染拡大の初期は弱毒性だったが、半年後に強毒性のものに変異し、世界中で猛威を振るった。1968年に感染が拡大した新型インフルエンザウイルスも、感染拡大初期は弱毒性だった。

最終更新:5月13日15時18分

 国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は5月12日の記者会見で、まず発熱相談センターに相談し、その指示に従って発熱外来を設置する医療機関を受診することとされている新型インフルエンザ感染が疑われる患者の受診手順について、今後、国内での感染が拡大した際、新型インフルエンザウイルスの病原性が強くないと判断されれば、一般の医療機関で直接診察することになる可能性もあるとの見方を示した。

 岡部センター長は、現段階では「極めて厳重な患者の管理」のため、一般とは異なる「特殊な」発熱外来で受診していると説明。また、一般の医療機関の外来に、一時に多くの患者が行くことによって、外来で待つほかの患者に感染が広がるような状況はできるだけ避けたいとの考えを示し、感染が疑われる発熱患者については、「不便だが、特定の医療機関に行っていただく」と述べた。

 ただ今後、感染が拡大して診察や投薬へのニーズが高まり、またウイルスの病原性が強くないと判断されれば、一般の医療機関で直接診察する形になることも考えられるとした。

 岡部センター長はまた、「状況によって医療システムが変わることは、一般の方にもご承知いただきたい」と述べた上で、人口や医療施設の分布状況などによって、地域ごとに対応に差が生じると指摘した。

 医療機関側の対応については、病原性の強い鳥インフルエンザ(H5N1)で想定したような厳重な装備で診察するなどの対応は「必要ないのではないか」とし、必要以上に厳重な対策を取ることに慎重な姿勢を示した。


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最終更新:5月13日15時48分

以上引用

全体として過剰な対応は必要がないように思える・・。

しかしながら注意しなければならないのは、対策である。

依然として季節性インフルエンザよりも感染率が高く免疫を持たないということに関しての充分な認識と配慮が必要であろう・・。

つまり、免疫が少ないもとでの感染拡大・・一人一人がマスクをするなどの感染拡大の努力が求められ、それなりの医療・行政のシステムが組まれなければならないのであろう・・。

そして、ハイリスク患者に対しての対応をしっかりと行うということ・・。

さらに啓発と情報提供が行われてくべきであろう・・

ということで、今回は、当分警戒を行いながら、啓発と情報提供を行いつつ対策されていくべきなんではないだろうかと・・・・

ということで・・。「インフルエンザ・パンデミックの深刻さの考察

」については以下のホームページにて・・ダウン

 国立感染症センター

新型インフルエンザ

インフルエンザパンデミックの深刻度の評価

      2009年5月11日 WHO(原文



 
重症例や死亡例の数で測定されるインフルエンザパンデミックの深刻度を主に決めるのは、ウイルスの本来の病原性である。しかし、パンデミックの全体的なインパクトは他の様々な要因が関係する。

 特に、現代の進んだ交通網や、密に相互依存する社会背景の条件では、最初は軽症者しか発生しないようなパンデミックウイルスでも、破滅的でありうる。さらに、同じウイルスでも、ある国では軽症者しか発生しなくても、ほかの国ではずっと高い罹患率、死亡率を生じることもありうる。加えて、数波にわたる国内外での拡大によってパンデミックが進行していくにつれて、ウイルス本来の病原性は変化しうる。


ウイルスの特性

 インフルエンザパンデミックは、完全に新しい型のものか、近年にヒト間で広範な感染を起こしていないウイルスによってひきおこされる。そのため、ほとんどすべてのヒトが感染しうる。パンデミックの間に全てのヒトが感染することはないが、ほとんど全てのヒトが感染する危険性がある。

 同時あるいは同時期に多数のヒトが病気になることが、保健医療の対応能力を一時的に越える可能性があるばかりか、パンデミックが社会的にも経済的にも打撃を与えるひとつの理由である

 ウイルスの感染性も、パンデミックのインパクトの深刻度を左右する。なぜなら、同じ地域で短い時期に感染し医療を必要とするヒトの数を増やすからだ。前向きに言うならば、世界中すべて、あるいは一国の全ての地域が同時に影響を受けるわけではない。

 ウイルスの感染性は、国内でも国際的にもウイルス伝播の速度に影響する。これもパンデミックの深刻度を左右する。なぜなら、非常に急速なウイルスの伝播は、政府や保健医療の対応能力を損なうからだ。

 パンデミックは、往々にして特定の世代に集中的に深刻な打撃をもたらす。季節性インフルエンザの流行期で見られるように、非常に若いか高齢の者が最も大きな影響を受ける場合に比べて、発症者と死亡者が若い経済生産年代に集中した場合には、社会・経済的な打撃はより深刻なものになる。


ウイルスに弱いグループ

 人口グループ全体のウイルスに対するもろさも大きな影響力を持つ。例えば、心血管疾患、高血圧、喘息、糖尿病、関節リウマチ、その他いくつかの疾患などの慢性疾患を背景に持つ集団は、感染が重篤ないし致命的なものになりやすい。こういった状態のヒトがどの程度の割合いるかというのは、栄養状態などの他の因子と相まって、パンデミックの深刻度を大きく左右する要因となる。


第二波、第三波

 パンデミックの全体的な深刻度は、パンデミックが地球を少なくとも2回、時には3回、巡り回る傾向にも影響される。様々な理由により、次に来る波の深刻度はいくつかの国、場合によっては多くの国において大きく異なることがある。

 インフルエンザウイルスそのものの特性として、ウイルス遺伝子の8つの分節、特にヘマグルチニン遺伝子において頻繁に予測できない変異が発生することが挙げられる。パンデミックを通じて、より毒性が強い性状のウイルスが出現する可能性は否定できない。

 蔓延の様式が異なることも、次に来る波の重篤性を左右する。例えば、学校の子供が第一波で主に感染したとすると、第二波では高齢者が発病のターゲットとなり、高齢症のほうが病気に弱いためにより高い死亡率が観察される可能性がある。

 前の世紀では、1918年のパンデミックは軽症なもので始まったが、6ヶ月も経たないうちに遙かに強毒性をもった形で帰ってきた。1957年に始まったパンデミックも軽症なもので始まり、多少はより重症度が高い形で帰ってきたが、1918年に見られたよりははるかに弱いものであった。1968年のパンデミックは、第一波の前に散発的症例があり、比較的軽症なもので始まり、第二波でもほとんどの国では軽症なままであった。


対応能力

 保健医療サービスの品質が、最終的にはパンデミックの影響を決定する。強固な保健システムを持つ国では軽度な症状しか起こさない同じウイルスが、保健システムが脆弱であり、抗菌薬などの医薬品の供給が限られていたり頻繁に止まってしまったり、医療機関が混雑し資材が足らず人員も足らないような他の国では、深刻な打撃を与えることがありうる。


現状の評価

 
現時点での、H1N1ウイルスそのものと、世界の人々の感受性に関する全般的な見解は、下記の通りである。H1N1に関する見解は、ほんの数カ国からしか得られていない限られた情報に基づく暫定的なものである。

 現在のアウトブレイクを起こしているH1N1ウイルス株は、これまでヒトでも動物でもみられなかった新しいウイルスである。確定的な結論はまだ出せないものの、このウイルスへの免疫が人々に前もって存在する可能性は低いか全くない、あるいは高齢者に限定されていると科学者たちは見込んでいる。

 H1N1の感染性は季節性インフルエンザよりも高いように見られる。季節性インフルエンザの二次感染率は5%~15%である。今回のH1N1の二次感染率は、22%~33%と現時点では推定されている

 その全容がいまだに解明されていないメキシコでのアウトブレイクを除けば、H1N1ウイルスは健常者には非常に軽症の疾患を起こす傾向にある。メキシコ以外では、ほとんど全ての症例と全ての死亡例において慢性疾患が背景にあることが分かっている。

 現在まででもっとも大きく、そしてよく記述されているメキシコとアメリカ合衆国での二つの最大のアウトブレイクにおいては、季節性インフルエンザの流行に比べて若い世代がより感染しやすい傾向にある。子供から老人までのあらゆる世代で症例は認められているが、重篤ないし死亡する患者が若年層に多いことが、今回の初期のアウトブレイクでの驚くべき特徴である。

 感受性については、H1N1ウイルスが基礎疾患を持つ患者により重篤あるいは致死的な感染を引き起こす傾向が特に高い点に注目が集まっている。

 様々な理由により、慢性疾患の有病率は、前世紀最後のパンデミックが発生した1968年以降劇的に上昇している。こういった疾患の地理的な分布は、以前は裕福な社会に特有の現象と考えられていたが、有病率と同様に劇的に変わってきた。今日、WHOの推定では、慢性疾患のうち85%は低~中所得の国に存在していると考えられている。このような国では、慢性疾患患者は世界のより裕福な地域よりも若い時点で発症する傾向にある。

 アウトブレイクの初期段階にある現在、H1N1による疾患の臨床的な全体像はウイルスがもっと広範に流行するようになるまで完全には分からないと推測している科学者もいる。このことはまた、メキシコ以外では概して軽症であるという現在の理解を覆す可能性もある。

 インフルエンザウイルス自体が変異を起こしやすいこととは別に、ウイルスが伝播し続けていくとすれば、その様式はまったく不明ではあるが他の様々な要因が今回の疾患の深刻度を変えていく可能性がある。

 科学者が懸念しているのは、南半球で通常のインフルエンザシーズンが始まるのにあわせて、この新型ウイルスが南半球へ感染拡大し、現在流行しているヒトのインフルエンザウイルスと合わさって変異が起こり得ることである。

 もう一つ懸念されることは、H5N1鳥インフルエンザウイルスが家禽に確実に定着している地域があるという事実である。パンデミックの圧力のなかで、H5N1ウイルスがどのような振る舞いをするかはだれにも推測することはできない。現在、H5N1ウイルスはヒトには簡単には感染拡大しない動物のウイルスであり、ヒトからヒトへ直接感染することは非常にまれである。





(2009/5/13 IDSC 更新)

以上引用

参考に・・・。