今日は後楽園ホールにてTanren塾塾生プロボクシング日本フェザー級10位漢荒谷龍人選手の試合でした。
相手選手はT&Tの熊谷選手。
今回の体の動かし方の課題は
「膝の力を抜いて肩と連動させる」
ということでした。
細かい作戦は企業秘密なので言えませんが...
試合まで怪我もなく順調に仕上がり、練習でも課題としていたことがクリアされつつあり、前回よりも2つレベルアップして試合に臨めだと思います。
相手選手の熊谷選手はパンチにキレがあって、変則、一撃必殺スタイルのボクサー。
ランキングの選手ではありませんが、なんとも気の抜けない強敵です。
普通に見れば格下なのでしょうが過去の試合映像を見て感じたことは「危険なボクサー」です。
油断などする隙もないピリピリした試合になるだろうと思っていました。
勝負は後半になる、と予想していました。
相手選手のパンチが危険極まりないのでガードは絶対にしないといけない緊張感を持って試合に臨みました。
試合前に漢荒谷選手は
「ちょっと足が浮いている感じする」
試合開始。
やはり試合の最初はどうしても体が硬いですから、早い段階でリズムをとって体を解したいと思っていた開始40秒、熊谷選手の右ストレートが炸裂!!
後方に吹っ飛ばされるようにしてダウン!
しかしすぐに立ち上がりました。
ダメージはほとんどないようです。
相手選手のセコンドも「まだ(倒しに)行くな」というようなジェスチャーをしていたので攻めてこないだろうな、ということはわかりました。
「倒されて逆に地に足がつくようになった」
試合後に本人が語っていたように、漢荒谷選手はここからリズムが良くなりました。
「上下のリズム❗️」
と僕がメガホンで(セコンドではないのですが笑)叫ぶと聞こえたかのように上下のリズムを刻み始め、熊谷選手にプレッシャーをかけます。
上下の動きで膝が緩み始めると体が連動するので攻防の切り替えがスムーズになります。
(これは物理学の話で細かい説明は"力の合成と分解"などで調べるとわかると思います)
そして一気に行かずジワジワと圧力をかけていく作戦でペースを取り返します。
リズム良く左が出て、2分経過あたりで漢荒谷選手の必殺パンチ【炎のボディブロー】がジャストミートします。
これが効いて熊谷選手が一気に失速しました。
攻めまくる漢荒谷。
1Rダウンを取られたもののその後のペースはとった形で終わりました。
2Rになると漢荒谷選手はさらにプレッシャーをかけます。
今回の課題の左がよく出ます。
僕がいつも言っている
左(ジャブ)
ガード(防御)
足(フットワーク)
が形となって出ています。
そして時折当たるのが僕直伝右ストレート。
それに加えた漢荒谷選手の得意の左が当たり、2R中盤から一方的なペースになってきました。
攻めながらもガードをしっかりしているのがわかりました。
それだけ途中に返してくる熊谷選手のパンチが危険なのを感じたのだなと思いました。
攻めていたところ熊谷選手がマットに手を着いたところでレフェリーストップがかかり見事な2R2分57秒KO勝ち❗️
強敵相手に良い勝ち方をしました。
今回の試合はボクシングとして練習でやっていることが少しずつ形になってきていると思います。
しかし目指すは世界です。まだまだ進化しなくてはなりません。
次の勝負はもう始まっています。
英気を養ってまた精進しましょう。
おめでとうございました!
「体芯」とは、体の奥の奥、体のいちばん深いところにあるといわれている「大腰筋」のことです。 大腰筋は背骨と下半身をつないでいる唯一の筋肉で、これが衰えると寝たきりになると言われています。 「がんばらない筋トレ」は、背骨と骨盤を柔らかく使う動作をベースにしたトレーニングで、「体芯」を鍛えます。 力んだり、苦しんだりせず、まるでストレッチをしているだけに見えるトレーニングですが、実はこれこそが、大腰筋が強化され、持久力も柔軟性も高まる秘密です。 年配者や運動嫌いな人、ずっと運動をしてこなかった人、運動をする時間がない人でも、気軽に取り組むことができます。 クライアントは65歳以上の高齢者が3分の1を占め、腰痛や膝痛など、寝たきりのきっかけとなる症状が改善しています。
「頑張らないトレーニング『体芯力®︎』 で心と身体を緩め楽に動ける身体を創るパーソナルトレーナー。ティップネス町田を中心に、自宅や公共施設での指導、セミナー講師、トレーナー研修業務などを行っています。 顧客には、ラグビー日本代表候補、フットサル女子日本代表、アメリカプロバスケット選手、タッチラグビー日本代表選手、日本ランキングプロボクサー、アメリカ野球独立リーグ選手などのアスリートから、80代の高齢者まで幅広く、15年でのべ約3万人をサポートしています。