お疲れ様です。今日はオフにもかかわらずブログを書くようです。しかもラストブログです。
練習内容とか大会の様子とかすっ飛ばして純粋に私の独り言をつらつらと綴る場となってしまいますが、どうかお付き合いください。


内容は大きく分けて2つです。恨み言と感謝の言葉です。


まずは恨み言から。
私は東大に合格後、入学する前から水泳部の練習にお邪魔させていただいていました。
高校でも水泳部に所属していたし、高校時代の先輩が水泳部に所属しており誘っていただいたからです。
しかしそこではまだ入部を決めていたわけではありませんでした。

そして正式に東大生となってからは、色々な運動部から勧誘を受けることとなるのですが、私は特にアメフト部から、それはもう熱烈な勧誘を受けました。
体型が完全にそっち寄りだったことと、実際に自分としてもそういったいわゆるカレッジスポーツに興味があったからです。

4月末になっても私は水泳部かアメフト部かの2択で迷っていましたが、考え抜いた挙句水泳部に入ることにしました。
そして正式に入部し先輩方とも仲良くなった5月頃、私は衝撃の事実を知らされることとなったのです。

実は水泳部の先輩とアメフト部のとある部員の方が知り合いだったこと。
自分がどちらの部活に入るか迷っていたときにその2人がコンタクトを取っていたこと。
水泳部の先輩が私について、「あいつはアメフト部にやるから、いい人材がいたら水泳部に斡旋してほしい」とアメフト部員の方と裏で密約を交わしていたこと。

なんということでしょう!私は憤慨しました。
いくら私の高校入学時の体重が100キロで体重を増やすポテンシャルがあったとはいえ、
いくら大学入学時の私のベンチプレスのマックスが105キロだったとはいえ、
いくら私が高校時代の校内ラグビー大会で無双し圧倒的な活躍を見せていたとはいえ、
さすがにあんまりな話です。私の与り知らぬところで私は取引のダシに使われていたのです。

よくよく考えてみれば当時、水泳部の先輩もやんわりアメフト部に行くことを勧めていた気がします。
というか今こうして書いてるとアメフト部に誘導していたように思えてなりません。いやもう絶対誘導してました。間違いない。
書けば書くほどに怒りがこみ上げてきます。ああ、どれだけ私が悩んだと思っているのでしょうか。この人でなし!


これが私の恨み言です。いろいろ書きましたがもちろん今は怒ってなどいません。いい思い出です。

こんな風にして私の東大水泳部としての生活は始まりました。


次に、感謝の言葉です。


先ほどの話の続きになりますが、要するに、結局私は水泳部から熱烈に必要とされる人材ではなかったのです。
泳ぎも全然速くもありませんでしたし。一応泳ぎ以外のところでどうにか貢献しようと努力したつもりでしたが…。
それでも私は部活を辞める気は毛頭ありませんでした。
というか、それまでの人生経験からも、そもそも辞めるという選択肢が頭に浮かぶことが全くありませんでした。

しかし、周りを見渡すと、部員は(たまに増えつつも)一人また一人と減っていきます。私はそのたびに強い寂しさを覚えました。
一度は同じ志を持ったはずの部員がいなくなってしまうのはとても残念なことです。
(このあたりは深掘りすると本当に恨み言になってしまうのでここらでとどめておきます)
たぶん周りからそうは思われていないでしょうが、私は仲間意識といったものが非常に強いです。表面にはそれほど出しませんが。
あまりにも多くの部員がいなくなってしまうので、次第に自分の中で寂しさや悲しさより無力感のほうが大きくなっていきました。

ともかく、いよいよ引退を迎えるというこのタイミングで、同期の正式部員として部に残っているのは私を含め6人となりました。
ひたすら様々な場面で同期には迷惑をかけまくりました。というか皆の優しさに甘えまくっていたのは間違いありません。
もしこれが逆の立場だったらブチギレ必至だったことでしょう。いつも思います。マジお前ら仏かよと。

少し茶化してしまったので本題に戻ります。

私はこの、同期の5人に対して感謝の言葉を贈りたいです。
最後まで一緒にやってくれてありがとう。
俺みたいなやつを最後まで部にいさせてくれてありがとう。
ラストブログは何を書こう、と考えたときに真っ先に浮かんだのがこの内容でした。
(もちろん先輩や後輩、OB・OGの方々にも感謝しています!いつも本当にありがとうございます)

私から同期への不満ももちろんありますが、そんな贅沢なことを言える身分ではありません。
まぁ、引退後の飲みの席ででもゆっくり話すことにします。実は結構楽しみにしてます。


さて、長々と失礼しました。それほど練りまくったものでもないので稚拙な内容ですがご容赦ください。
去年の先輩方のラストブログを見てると意外にあっさりした内容の投稿もあったので、そっちに逃げてしまいそうになりましたが、
常々私がブログ担当のときに「今日は忙しいので今度ちゃんと書きます」といった感じで先送りしまくっていたので、最後ぐらいはちゃんと書きました。


ブログという場をお借りして発信したいのは以上です。続きは引退の場で喋ろうと思います。


気づけばラストレースまであと60時間ほど。さすがの私といえど物思いに耽らずにはいられません。
しかし明日は最後の朝練。この辺で筆を置くことにします。



最後までお読みいただきありがとうございました。



4年のゴッティこと眞砂がお送りしました。



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