音楽における才能 | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 モーツアルトは幼少の頃から天才と言われていた。

 
 
 3歳からチェンバロを弾き始め、5歳の時には作曲を行ってた(アンダンテハ長調K,1A)。
 
 父親が音楽家だったことから、その才能は育てられ、欧州を広く周って、音楽に磨きをかけた。
 
 イタリアのシスティーナ礼拝堂では門外不出の秘曲とされた「グレゴリオ・アレグリ」の9声部の「ミゼレーレ」を、一度聴いただけで暗記し譜面に書き記したとされてる。
 
 
 確かにモーツアルトはウィーン古典派三大巨匠と呼ばれるだけの才能があった。
 
 
 しかし、音楽の才能とは何ぞや?
 
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 ハイドンは言った。
 
 
 「もし、有力者が彼の才能を理解できるなら、多くの国がこの宝石を頑強な城壁を作って、自国領に留めようとするだろう」。
 
 しかし、モーツアルトはピアニストとしては人気があったが、自身の品行の悪さもあって、高級な仕事には恵まれなかった。
 
 オーストリアの宮廷楽長サリエリを中心に、モーツアルトの才能を恐れたオーストリアやイタリアの音楽貴族たちが裏でモーツアルトの演奏会の邪魔をしたためとも言われるが、そうした証拠はない。
 
 
 
 

 

 

 

 

 
 映画「アマデウス」でサリエリは無能な音楽家として描かれていたが。
 
 
 宮廷楽長になるくらいだから、サリエリは無能だったわけではない。
 
 確かに数百年を経てもモーツアルトの曲は人気だが、サリエリの曲はほとんど忘れ去られている。
 
 こうしたことを考えると、サリエリはモーツアルトよりも才能がなかった。
 
 しかし、サリエリはベートーベンやシューベルト、リストなどを育てた名教育家だった。
 
 無能な人間にそんなことができるわけがない。
 
 
 
 また、才能のある音楽家には支援を惜しまず、慈善事業にも熱心だった。
 
 
 モーツアルトと対立してたのは事実だけど、サリエリはモーツアルトの実力は認めていた。
 
 だから、モーツアルトのミサ曲や「魔笛」などは何度も演奏していた。
 
 
 
 
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 近年になってサリエリの再評価がされていて、一部でサリエリのオペラ曲などがDVD化されてる。
 
 
 しかし、やはり、モーツアルトと比べるとサリエリの才能は貧しかったと言わざるを得ない。
 
 いや、わからんけど、その音の中に悲しみや喜びをどれだけ表現できているかと問われると、サリエリのその表現力はモーツアルトの足元にも及ばないんではないかな。
 
 
 ただ、それほどの才能を持っていたモーツアルトでさえ。
 
 
 自分の才能をこう評した。
 
 「確かに私は幼少の頃から音楽に携わり、目隠しで演奏させられたり、ありとあらゆる実験をされたこともあります。しかし、そんなことは誰でも練習すれば簡単に出来ることです。そうしたことと作曲する能力は全く別な問題です。長年に渡って僕ほど作曲に膨大な時間と思考を注いだ人はいません。有名な巨匠の音楽は全て念入りに研究しました。作曲の才能とは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです」。
 
 そうなの?
 
 凡人でも努力さえすればモーツアルトのような曲を作れるの?
 
 じゃあ、サリエリは努力が足りなかったの?
 
 
 
 
 
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 多分、モーツアルトは自分の音楽の良いところだけではなく悪いところも見えていたんやろね。
 
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 他の偉大な音楽家と比べてみて、自分が劣るところもあると自覚していたはず。
 
 だから、常に努力を怠らなかった。
 
 それを「才能」と呼んでるんだけど、でも、多くの人はその努力を出来るだけの「才能」を持っていない。
 
 元々、「才能」のない人がどんな努力をしたってモーツアルトに敵うわけがないんやから。
 
 しかし、天才ゆえ、努力を怠らなかった。
 
 それを人は才能と呼ぶのか?
 
 音楽の才能とは何か?
 
 それは、ただ単に努力する、ということでないことは確かなはず。
 
 ほなな。
 
 
 
 
 
 
 
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