プクッチ世代やと「Gメン'75」とちゃうか?
そもそも「Gメン」とは、どういう意味か?
これは米国のFBI捜査官の通称なんや。
元々はガバーメントメン(政府の役人)の俗語やったんやけど、1933年に逮捕された「マシンガン」・ケリーがFBI捜査官に向かって言った言葉がそのまま定着してしまったらしいで。
「マシンガン」・ケリーって、その名の通り、サブマシンガンを使って銀行強盗とかを繰り返してた奴なんや。
本名はジョージ・R・ケリー。
FBI捜査官がケリーの隠れ家を急襲した時にケリーは手をあげてこう言うたんや。
「撃つなGメン!撃つなGメン!("Don’t shoot, G-Men! Don’t shoot, G-Men!" )」
まあ、FBI捜査官をちょっと小馬鹿にした表現で使ったみたいやね。
その後はFBI捜査官に関わらず全ての連邦捜査局の人間を指して「Gメン」と言うようになったんや。
麻薬取締局取締官や連邦保安官、連邦捜査官も正確に言うと警察官ではなく「Gメン」になるわけや。
「マシンガン」・ケリーって凄い通称だプッシュ。→
「Gメン'75」って、75年に始まったから75という数字が付いてるんやけど。
75年というたらプクッチは、まだ子供の時代や。
せやから、記憶に残ってるのは丹波哲郎と倉田保昭。
志保美悦子も出てると思い込んでたけど、調べてみたら出てなかったんやね。
「キーハンター」の流れを「Gメン'75」は汲んでるから、千葉真一の印象が強くてそこから志保美悦子も出てると勘違いしてたのかもしれん。
因みに「キーハンター」での演技を見たブルース・リーは千葉真一に興味を持ち、共演を申し入れてきたんや。
リーの突然死によってその話は実現せんかったんやけど、ジャッキー・チェンも千葉真一の大ファンで「千葉のようなアクションスターになるのが夢やった」と後年になって発言してるんや。
初期のメンバーはこんな感じどすね。
著作権の関係上大きい画像は出せんのやけど、と言うか、既に著作権は消滅してるような気もするけど、これ、一見すると空港の滑走路を歩いてるように見えるやろ?
でも実際は普通の道路を歩いてるって知ってた?(←海上自衛隊の航空基地で撮られたバージョンもある)
この映像をバックにGメンのテーマ曲が流れ、芥川隆行の「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」というナレーションが流れたんや。
この「Gメン'75」の後に「ウィークエンダー」を見るのがプクッチの定番やったと思うで。
あの泉ピン子が後に大物役者(本人の頭の中では)になるとは思ってもみなかったわ。
で、「Gメン'75」のメンバーってそれぞれキャッチフレーズがついてたんや。
ボス役の丹波哲郎は「ビッグな男・ゴッドファーザー」。
そして空手を得意としていた倉田保昭は「ハードな男」。
この辺までは許せるで。
しかしやっ!
その後の連中は取ってつけたようなキャッチフレーズばかり。
原田大二郎は「ガッツな男」、岡本冨士太は「ハッスルする男」、紅一点の藤田美保子は「パッショナブルな女」、夏木陽介は「クールな男」。
そして藤木悠に至っては「コミカルな男」や。
何やの、この「コミカルな男」って?
キャッチフレーズにするものか?
「コミカル」というのは?
笑わすつもりか?
いや、多分笑わす役割やったんでそれはそれで合ってるんやけど。
でも、大きな意味では、やっぱり、「コミカル」は反則技やろ?
通称:コミカル
この番組は東映による制作なんやけども。
その指揮をとってたのは近藤照男という男やったんや。
で、「キイハンター」→「アイフル大作戦」→「バーディー大作戦」と続いたんやな。
その次に「Gメン'75」と来たから、「キーハンター」との繋がりが結構あるんや。
例えば、丹波哲郎は「キーハンター」で「黒木鉄也」という役名やったけど、「Gメン'75」では「黒木哲也」。
で、どっちもボス的存在。
レギュラー数名が出演して今週は誰が活躍するのか?といった手法も同じやったんや。
「Gメン'75」は「バーディー大作戦」終了後の75年5月から9月までの短い期間での契約やったんや。
ところが、予想外の視聴率の良さに82年の4月まで述べ7年間に渡って放送されたんや。
そうなってくると近藤照男は絶対的な存在となって、気に入らん出演者はドンドン降板させられたんや。
原田大二郎が「藤田美保子よりアップが少ない」という不満を持っていて、それを近藤に言うたら、近藤は「文句がある奴はいらない」と言って原田を降板させてしまうんや。
そして原田の相談に乗っていた夏木陽介も近藤と口喧嘩して降板してるんやな。
夏木の突然の降板に急遽、横光克彦が起用されるんやけど、横光はオープニングシーンと違うネクタイを締めて撮影現場に来たため、近藤が激怒。
結果、横光は放送前に降板するという前代未聞の事態が発生してるんや。
ほな、Gメンシリーズで人気のあった回のタイトルを紹介してみよか。
近藤は、シリアスで社会派のハードボイルド路線、を目指してたから人気のあった回のタイトルもええもんがあるで。
まず10位は「南シナ海の殺し屋」、そして9位は「マカオの殺し屋」。
何かそこら中に殺し屋が居そうやけども、この2話は連続して放送されてて脚本も監督も一緒なんやな。
脚本は高久進と西島大、監督は鷹森立一や。
そして7位8位も連続して放送された回でタイトルが「香港の女カラテ対Gメンパート2」「パート3」や。
Gメンって香港カラテと戦うことがよくあったんやな。
まあ、それは後で話すとして、「パート2」と「パート3」があるのに「パート1」は?という疑問の答えは4位が「パート1」なんや。
6位は「死んだはずの女」。
この時の監督は小西通雄なんやね。
この小西という監督はあんまりGメンシリーズで監督をしたことがないんや。
だから、却って新鮮に映ったのかもな。
さあ、ほな、そろそろ出るで~。
5位はと言うとっ!
「Gメン対世界最強の香港カラテ」やっ!
いや、お待たせしたな。
Gメンと言えば、対香港カラテやろ。
香港の最強カラテやなくて、香港カラテが世界最強と言ってるところに味があるやろ?
戦うのは倉田保昭。
倉田なき後は柔道家役の伊吹剛(繋ぎ役)、空手家役の宮内洋が戦った
相手役には香港ボディビルダーチャンピオンでブルース・リーの「燃えよドラゴン」にも出演していたヤン・スエ。
いや、子供心にもヤン・スエのインパクトは凄かったな。
主に香港マフィアの用心棒役や殺し屋役で出てくるんやけど、何回殺しても次の香港カラテシリーズでは復活してるんやな。
香港チャイニーズコネクション、香港コネクション、香港ギャングと所属する組織は変わってるんやけど、出てくるのはヤン・スエや。
人気ベスト10には入ってないけど、「香港カラテ対北京原人」という回があって、その時は金剛拳という拳法を使って口から火を噴いてたんや。
ホンマ、ヤン・スエが出てくると「待ってました」の一声が出そうになったものやで。
因みにヤン・スエは中国本土から泳いで香港にたどり着いた難民出身なんや。
難民と言うか当時は英国領やったから亡命と言うたほうが正しいな。
このまま、香港カラテシリーズを語ってみたいところやけども、まだ上位3つが残されてるから名残惜しいけど、3位に行ってみよか。
現在のヤン・スエ。若い頃は悪役が多かったが晩年は善役が多くなった。
はい、じゃあ、3位は。
「バスストップ」。
高久進と鷹森立一との作品やね。
ちょっとどんな話だったか記憶にないわ。
そして2位はある意味当然やけど、最終回の「サヨナラGメン'75 また逢う日まで」や。
最終回が2位ということは1位はもっとインパクトがあった話や。
監督は何と「あの」深作欣二。
タイトルもかなりのインパクトがあるで。
多分、多くの人がこの回のタイトルを聞いたら墓場まで持っていきそうなタイトルや。
じゃあ、タイトルを発表するで。
心の準備はええか?
1位のタイトルはっ!
「背番号3長嶋対Gメン」やっ!
どうやーっ!
あの長嶋がどうやってGメンと戦ったか想像してくれやーっ!
ッシャーッ!
長嶋と戦うのって村山や星野、平松やないんかっ?
相手を間違えてないか?
どう考えてもイメージが浮かばんわーっ!
と、プクッチ世代が持つGメンの印象を書いてみたけど。
今やGメンのイメージも軽くなったわな。
大阪ではこんなGメンまで誕生してるで。→放置フンGメン
GメンのGは最初に言うた通り、ガバメントの頭文字やから政府の役人を指すはずなんや。
だから地方行政の役人をGメンと呼ぶのは違うような気もするけど、スーパーの万引きGメンとか、NPO法人が建築Gメンという呼称を使ったりしてるから、本来の意味からかけ離れた意味で日本人はGメンという言葉を捉えてる気がするな。
ほな、今、名古屋はノロウィルス警報が発令されるくらいノロウィルスやインフルエンザが流行ってるけど、パスタさんもパスタさんの家族も無事だったようや。
今日の17時半頃、金時計の前で、ギター持って「おさびし山の歌」を歌ってるのがプクッチやで。(←嘘)
こんなところに行く予定や。→しんちゃん
ひょっとすると明日の更新はお休みするかもしれんで。
ほなな。
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