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ギャンブル魂の真実




 かつて自民党が閣内不一致な意見が出ると責めるのが民主党だった。


 16日の与党3党の党首級会議で管副首相と亀井金融相が激突。

 長妻厚労相は藤井財務相の頭越しに鳩山首相に話を持ち込んで生活保護母子家庭加算復活を決定。

 前原国土交通相は財務相の反発で対策本部首相官邸設置を断念。

 
 一見、民主党は閣僚クラスがバラバラに見える。

 これは国民から見ると印象が良くない。


 しかし、これをただ単に自民党政権時の話と比較してはいけない。

 
 何やらテレビでも行政刷新会議による事業仕分けを巡って番組内で論争されたらしい。

 連立与党を組む社民党にまで批判されたようだ。

 が、管副首相は猛然と反論。

 
 「国民が参加出来る予算編成は画期的だ。

 一部の政治家・族議員と官僚がやっていたプロセスをオープンにした。

 従来と比べればいかに凄いことかがわかる」


 この全う過ぎる正論に公明党斉藤政調会長や自民党石破政調会長も同調せざるを得なかった。

 
 今の民主党の閣僚内の不一致は確かに自民時代と比べればドタバタしてるよう見える。

 だが、自民党時代というのは官僚クラスが事前に刷り合わせをしていたので、表に出てくる時は当然のようにバランスが取れている。

 そのバランスが崩れた時に民主党は自民党に横槍をいれたのに対して、今は閣僚主導で政治を行っているわけだから、こうした閣僚内での議論が出ないとおかしいし、また閣僚内でどういった意見が交わされているのかも見方に拠っては良いことだ。


 完成品に文句をつけた民主党と、官僚レベルの話し合いの状態が表立っている今の状況とでは意味が違う。


 官僚自体をまだ把握出来ていないだろうから、こうした問題が表面化したり、閣僚同士がぶつかるのも今はまだ仕方がないと見たい。

 本来、こうした問題を国家戦略局でこなすのが正しいはずで、こうしたイザコザは民主党の基盤が固まるにつれ、なくなって行くだろう。


 そんなドタバタとは無縁のところにいる小沢幹事長。

 何か政府に問題があっても小沢氏の知るところではない。

 つまりは民主党は磐石、ということになる。

 
 人物の評価というのは今生きている我々にとって難しいかもしれない。

 彼の坂本竜馬さえ、長い間、それほど高い評価を受けた人物ではなかった。

 薩長が政権を奪った後のイザコザもあったと思うが坂本竜馬が成し遂げた薩長同盟というのは、幕府を倒した最大の功績だったはずだし、海軍という認識を強くもったのも勝海舟や坂本だ。

 その時代に生きた人にとっては誰がどれだけ活躍したか?というようなことは目に見えることだけに反応したかもしれない。

 しかし、歴史は悠然と語る。

 目先のことだけ見てもそれが英雄になれる条件というわけでもない。


 小沢氏であるが、この方、前回の政権交代時にすでに2大政党制を目指しており、小選挙区制を導入した。

 そして副大臣・政務官を導入したのもこの人。

 目の付け所は違っていたようだ。

 その当時、自民党はこの小沢氏が取った制度の意味を理解出来ていなかった。


 小沢氏の人物を見誤ってはいけないと思う。

 この時代には傑作した人物ではあるまいか?


 時代が進むにつれ、小沢氏の偉大さがわかってくるような気がする。

 もし、彼が志途中で倒れたとしたら、それは事故ではなく事件だと思いたい。

 欧州&Jは小沢氏を日本代表として見ている筈。

 その抵抗勢力であるのはD系、及びその息のかかった旧勢力であるのは歴然だ。

 
 民主党には大きな経済政策のビジョンが見えていない、というような論調が多い。

 が、それも2~3年経てば変わると思う。

 確かに今は財政出動が苦しいが、これは何も民主党のばら撒き政策だけが原因ではない。

 今の不況の本来の原因は自公時代の名残であるという認識を間違えてはいけない。

 
 と、国内政治を語ったところでお米の話をしよう。

 お米というのは国内自給率というのは100%というのが望ましい。

 これは有事の際に国民が飢えないためにも必要な国家戦略であって、農業を保護するという政策自体は間違っていない。

 いや、何か若い人って今はあんまりお米食べないらしいけど。

 自民時代、このお米に対して取った政策というのは取り合えずは保護貿易主義で国外の安いお米から日本の農業を守った。

 これは日本の非常時に備えた問題であって、この件に関してはいくら保護貿易主義と言えど譲れないだろう。

 日本は海洋国家であるから何かの拍子に経済封鎖をされたら忽ち干上がってしまう。

 だからこれは外国の圧力があったとしても押し通して問題あるまい。

 が、牛肉やオレンジなど、主食でないものに関しては保護貿易主義に走るのは良くない。

 庶民にとっては安い肉や果物が手に入ったほうが嬉しいに決まってる。

 国内のこうしたものを生産したりする農家や養豚・養牛業者は自助努力をしないといけない。

 確かに日本の肉っておいしいですけどね。

 向こうの肉ってあんまり脂身がないからパサパサ。

 日本の牛や豚っていろいろな改良がされていて確かに努力はしてるんですよ。

 でも需要に合わない高い値段とかってやっぱり庶民にとっては良くないことなんで、この辺は熊本辺りの自民族議員による要請が強かったと思いますね。

 まあ、そうしたものは後で考えれば良いとして問題は米。

 自民時代は農家に補助金を出していたわけですが、これ、生産調整という名目で米を作らない農家に補助金を出していたわけです。

 お米を作らないための補助金ですよ?

 おかしいでしょう?

 今回、ここに切り込んできたのが民主党。

 お米は主食であるから補助はするものの、民主党の補助というのは作るための努力をしろ、という補助金なんです。

 お米って作りすぎちゃうと余って安くなる。

 そうすると農家の人達っていうのは割りに合わないからお米を作らなくなる。

 でも米がないと国家としては困るわけでとにかく農家の頭数だけは揃えないといけない。

 こうした流れの中、農家が補助金に胡坐を掻いて自助努力をしない、と言い出したのが農水副大臣の山田氏。

 農家の中には生産調整のお願いが来ても断っている農家もある。

 作ったほうがお得という業者は補助金などには頼っていない。

 まあ、そうした農家は小売店と契約していたり、他の野菜とかを作っていてそれで採算が取れるということもあるんですがね。


 でもお米を作らないための助成金って奴もなんか変ですよね?

 いや、国家戦略だからある程度は必要ですけど、それにも限度ってものがあるんじゃないですか?

 民主党はこの補助金を3分の1ほど下げるそうです。

 農家の自助努力を即す、という名目でです。

 意味もなく農業やってる人って金持ちの人がいるでしょ?

 あれって不思議と言えば不思議でしたよね。

 それにはこういう補助金制度があったからなんですよ。

 

 こうした無駄がまだまだ日本にはいっぱいあると思うがな~。

 族議員なんていうのは地方ごとにいましたからね。

 事業仕分け作業の無駄使い摘発に期待。



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