リザーバーの埋め込み手術から8日
抗がん剤の点滴から一週間
・・・・・・・・・・一日はとても長くて一週間はとても短かった
手術は局所麻酔
鎖骨の下へボタン(薬を受けるところ)とカテーテルを埋め込み
(右胸の下じゃなかったぁ……)
時間は1時間あまり…
「脇が痛い!」
「・・・脇は切っとらん」
「あ… すみません、気のせいです」
「痛い!」
「今、縫ってるからね。後もうちょっと。麻酔の針の方が痛いからね」
手術が終わって体を起こされ
看護師さん2人であっちこっち体を拭いてもらった
ふり返ると
手術台も今自分が被っていた帽子も血だらけだった
・・・・・・・・・・・・・・この時が一番怖かった。。。。。
首もと辺までザックリと切られた感覚があったものの
傷はほんの3センチ程度
「ざぁ~~って切ってあるかと思った」
「・・・・切りましたよ」と先生
小さな切り口でざっくりと中を切ってあるらしい。。。
「先生…、ありがとうございます」
「礼はまだ早い。今からだ!」
手術の後、ほとんど痛まない
頂いた痛み止めも一度も飲まずに済んだ
縫った後さえ無い
次の日は抗がん剤の点滴
この一週間、、、頭が…………ずっとスッキリしなくて
毎日書いた日記だけが自分の記憶。。
前半はずっと乗り物酔い
後半はずっと眠い
やっと今日「自分」の実感がある。。。
寝付くことは無かったけど
一応家事はできるけど
・・・・頭が動かない
姉が来てくれた
報恩講の準備で一緒に掃除や片づけをしたり
オババをお風呂へ入れてくれたり
いろいろお料理を作って持ってきてくれたり
記憶はあるのだけど
実感が無いほど遠いのだ。。。
とりあえず一週間が終わった
そして、また明日抗がん剤。。。
そして、、、、たぶん、脱毛。。。。
いのちを取り戻すためだもん、がんばらなくっちゃ
久し振りの温かい日
(この一週間であったかもしれないが、記憶が無い)
カメラを片手にお散歩
ニラの花のあと
コスモスの種のあと
倒れた菊 今年の菊もこれで最後
周りのアネモネの葉っぱ
エノコロソウの筋だけ
カタバミ…お日様を浴びてみるみる開いてきた
サザンカの花びら
栗の葉 今年はたくさん頂きました
他の木はほとんど落葉したのにまだきれいに頑張ってくれている
葉も花も光を弾いて「強さ」を感じる
萩のあと
きれいな自由曲線
背景の屋根は「本家」 いろりの名残の煙用の屋根
こんなところに水晶が…
蔦の実 はじめてきちんと見た
蜘蛛の家 冬って感じがする
アリ… まだ働いているんだぁ
秋は優しいね
なにもかも透明になって
なにもかも溶け込んで受け入れて