誰をも 傷つけることなく 生きたい


そんな事は 無理だ
そして そう望むことは 傲慢だとさえ思う


でも
傷つけられる痛さも
傷つける痛さも
味わいたくは ない


生まれたからには
何かを 誰かを 犠牲にしながら
自分の命を 保ち
痛みによってのみ 深く考える

きっと そういうプログラム


でも

あまりの痛さに 明日を生きることができない
傷つく痛さと 傷ける痛さと


闘わなければ 明日を生きることができない
留まる罪悪感と 進む罪悪感と


頭で考える道理と 現実の あまりにも大きな隔たりに
道理を考える頭までも 許せなくなってくる


動物も 植物も
生きるために 生きている
生きるための 闘いの中 全ての意識が 昇華され
美しく 生き生きと 輝く


私も この地球の 大きな慈悲の中
頭も心も 許されて 存在しているのだろうか
美しく 生き生きと 輝いているのだろうか
ドロドロとした 心の澱ごと 昇華してもらえるのだろうか


誰をも 傷つけない 存在になりたい
地球のリズムに 自分を沿わせることができたなら きっと きっと