あなたに惹かれたのは
「同じ」を見つけたから



自我に目覚めてから


家族の中で
クラスメイトの中で感じていた違和感
集うほどに感じる孤独感

幸福の中で感じてしまう罪の意識


ぼんやりと うっすらと

でも 消し去りようもなく



大人になり
外に紛れ
いつの間にか 意識の下へと潜り込んだ


消えることもなく
癒えることもなく

暴れることもなく




出会って蘇える感覚
すでに
その感覚を表す言葉を失い
その感覚を現す感情を失っていた


感じられるのは
強烈なノスタルジー

それは

生まれる以前からやってくるのかもしれない

自分でコントロールすることさえもできず
自我以前までも引き出されてしまう

エネルギーに戸惑う




わかってほしいと思う


「同じ」 と感じたということを