お遍路へ参る前に参拝方法と読経のあげ方のおさらいをしよう
【お寺の参拝作法】お遍路手帳より
①山門(さんもん)・・・
入るとき 合掌・一礼して、右足から入る。
出るとき 左足から出て、合掌・一礼する。
境内・参道では左側通行が基本。
②手水舎(ちょうずや)・・・
身体の内外を淨めるために略式の方法として
手を洗い口を漱ぐ。柄灼一杯の水で右手に持ち
左手・右手・口の順番で行う。残った水で杓子の柄を洗う。
③鐘楼(しょうろう)
鐘を静かに一回撞き、お賽銭を置く。
音色に耳を傾け、心を静める。
※参拝後は決して撞かない。
④本堂(ほんどう):ご本尊が安置されてる御堂
ロウソク1本(灯明台には上の段から灯す)
線香3本(香炉は中央部から)
お賽銭をゆっくり箱に落とす
<読経(納経)>ご本尊の真言を唱える
⑤大師堂(だいしどう):弘法大師が安置されてる御堂
本堂と同じように参拝する
<読経(納経)>
混雑時は本堂より先に参拝してもよい。
⑥納経所(のうきょうしょ)
納経の証として納経書に墨書・朱印を頂く。
ほとんどのお寺の受付時間は午前7時から午後5時迄
時間ギリギリの時は納経の前にもらうことができる
【一般的な読経のあげ方】
教本を見ながら読経をすること
①合掌礼拝(がっしょうらいはい)
清浄な手で合掌し、真実の心で読経することを誓って三礼をする。
②開経偈(かいきょうげ)一返
無上甚深微妙法・・・・
③懺悔文(さんげもん)一返
我昔所造諸悪行・・・・
④三帰(さんき)三返
弟子某甲・・・帰依仏・・・
⑤三竟(さんきょう)三返
弟子某甲・・・帰依仏竟・・・
⑥十善戒(じゅうぜんかい)三返
弟子某甲・・・不殺生 不偸盗・・・
⑦発菩提心真言(ほつぼだいしんごん)三返
おんぼうじしったぼだはだやみ
⑧三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)三返
おんさんまやさとばん
⑨般若心経(はんにゃしんきょう)一返
仏説摩訶般若波羅密多心経 観自在菩薩
⑩御本尊真言(ごほんぞんしんごん)三返・本堂のみ
(御本尊は各お寺で異なります)真言の表示があります。
⑪光明真言(こうみょうしんごん)三返
おんあぼきゃべいろしゃのう・・・
⑫御宝号(ごほうごう)三返
南無大師遍照金剛
⑬回向文(えこうもん)一返
願わくは此の功徳を以って・・・
↓ 私の巡礼用品の一部
三本まとめた線香・短い蝋燭・ライター・入れ物
数珠・教本・納札(おさめふだ)・頭陀袋(ずたぶくろ)
○巡拝用品を通販で買うなら↓で・・・
香川:発心堂 お遍路用品
では、続きのお遍路旅のレポートをしよう