こんばんは。

 

今は、録り溜めてあったグリーンチャンネルのメイセイオペラ特集を見ながらこれを書いているのですが、驚いたのが、当時厩務員だった方が、今はNF天栄の厩舎長をやってらっしゃること。

勝った年は、北海道旅行中のラーメン屋のテレビで観ていたのですが、4着に敗れたフェブラリーSは、メイセイ見たさに極寒の府中のパドックにいたのですが、そこで引いていた金髪の兄ちゃんが、まさか、こんな身近なところにいらっしゃったとは…

 

そして、番組内で、主戦騎手の菅原勲調教師が、このレースを「状態が一息だったので、魅せる競馬を」、「いかに早く先頭に立つか」を考えるあまり、「生涯一悔いの残るレース」となったことを言及しています。

前走の大井で調整に失敗し、大敗した後のレースでしたし、明らかに太目が残る出来だったにもかかわらず、あのキョウエイマーチが追い付かない、オリオンザサンクスが57秒台で飛ばす展開を、抜群の手応えで直線早々に交わし、ラスト50mまで先頭を譲らず、勝ち馬と0.1秒差の4着でしたから、オペラから(当時の)全力買いをしていた自分としては、強いオペラを見れた満足感以上に、悔しさばかりが残る1戦でしたが、20年弱の時を経て、ようやくこの想いが昇華したような気がします。

 

オペラ自身は種牡馬入り後程なくして韓国に渡り、東日本大震災の年に産駒がクラシック制覇し、被災地に明るい話題を届けていましたが、昨年7月に残念ながら亡くなりました。

地方所属馬のJRAG1制覇は、後にも先にも同馬1頭。

コスモバルクでも成し遂げられなかった、当時以上に分厚くなった扉を開けるのは、一体何年後、どの馬でしょうか。

その時を楽しみに待ちたいと思います。

 

さて、本題。

オフィシャルでは全く言及がありませんでしたが、来週のAJCCに向けて、1週前追い切りを無事に終え、色々と決定事項が発表となりました。

 

1/5  音無厩舎

5日に栗東トレセンへ帰厩しました。

 

1/12  音無厩舎

11日は軽めの調整を行いました。12日は栗東坂路で追い切りました51秒2-37秒6-24秒9-12秒9)。「先週の木曜日に無事帰厩しています。戻ってきた当初は気分がまだオフモードだったためか、土曜日の追い切りではあまり動くことができませんでした。ただ、そのひと追いが効いたようで、今朝は調教でも動く馬と併せてしっかりと時計を出すことができましたし、順当に上向いてくれていますね。馬体重は前走時とそう変わらない数字なのですが、毎週プール調教も取り入れていますし、見た目にはかなり締まりが出てきていますよ。脚元も日々ケアを行っていますが、今のところは特に問題ありません。調教師からはシュミノー騎手を確保して来週のAJCCに向かう予定だと聞いていますので、ピッチを上げて仕上げていきたいと思います。2017年はぜひとも飛躍の年にしたいですね」(浜田助手)22日の中山競馬(AJCC・芝2200m)にシュミノー騎手で出走を予定しています。

 

その馬体からは想像できない程、普段はボーっとしている時間が長いと聞く同馬ですが、人間同様正月ボケで走らなかった週末追いから一変、今日は4番時計、終いも12秒台にまとめ、動画は見れませんが、ラップ的には、長期休養後1番の動きだと思います。

 

鞍上は、一部松若騎手という報道がありましたが、シュミノー騎手で確定。

ルメール騎手は、シングウィズジョイの先約がありましたから仕方ないですが、積極的にポジションを取れますし、マイネルスフェーンのホープフルSやアルアインの千両賞のようにインを突くのも上手い、23歳のホープは、これを足掛かりに、フランスでも確たる地位を築いていくでしょうし、リアファルとも、ルメール騎手同様、手が合うと思います。

 

ここまではかなり良い流れで来ていると思うのですが、気になる点が1つ。

今日発表になった次走報で、先週準OPを勝ったミライヘノツバサが、中1週で参戦とのこと。

シュペルミエールが山吹賞で後塵を拝したときは、単純な前残りだと意にも介さなかったですが、秋の習志野Sではストレンジクウォーク以下を完封、菊花賞でも相当苦しい展開の中、直線半ばまで先頭、そして、先週の迎春Sは太目残りながらも、ハイペースを堂々抜け出し圧勝。

 

未勝利勝ちから中山では4戦負けなしでの実績を引き下げての参戦は、どのタイトル馬よりも嫌な存在です。

同馬は、今年のシュペルミエールの最大のライバルとなると思っていたのですが、まさかリアファルと先にぶつかるとは、思いもしませんでしたが、同型で大好きな青森産ドリームジャーニー産駒の若駒相手に、横綱相撲で押し切れるか。

 

ハードルは上がりましたが、頑張って欲しいと思います。

それでは。