時間が開くと、書きたかった順番を忘れますね(^^;;
でも書きたかったことは、忘れてないはずです。
それは常々思ってることだから。
さて
何から書こうかな(^^;;
えっと、ああ、そうだ
「3年間を振り返ります」…って書いたときのブログを見返すと
センター収容「後」の対策に比重が置かれた、平成29年度の茨城県の施策を批判しながらも、しかし最近、少し見直しはじめた部分もある…的なことを書いてますね。
そこからいきましょうか(^^)
けいせつ基金の活動は、センターに収容される「前」に、その「原因」となる部分に対策を講じます。
これを全県で実施すれば、収容頭数が(正しく)減ってきますから、センターの負担は軽減するはずです。
これがうまくいくと、急いで殺処分されなくなったり、譲渡に向けての業務や動物へのケアが充実したり…色々といいことがあるわけです。
ところが平成29年度の茨城県は、センターに収容される「前」の対策は残念ながら手薄で
センターに収容された「後」のことについては手厚く…手厚いどころか、一部、過剰とも思える部分もあるくらいでした。
これではセンター収容数は減りません。
むしろ、センターに収容されないように努力してきた我々からすると「センターに収容させた方が色々と得」とすら見えてしまうのです。
例えば、センターに収容された犬猫のうち、譲渡対象になったものについては、センター内で全頭手術してくれます。(注1)
これはのちに、センター内では手術し切れないということで、一般の動物病院で手術することもアリ…となりました。その場合の費用は茨城県が負担しています。
センターに入れないとダメなんです、これ。
「でも茨城県がやってるそれって、NBA(譲渡前不妊去勢手術)なんじゃないの?」
そうなんだよなぁ…
そうなんですよ。
僕が茨城県に対し「少し見直した」のは、NBAという基本中の基本を外さなかったこと。
基本中の基本…とは言いましたが、これまで万年ワーストだった茨城県ですよ。
これができてない県も多いだろうし
これができてない団体もあるでしょ
茨城県、すごい覚悟と変化じゃないですか。
そこは認めてあげないといけないよなぁ…と思うわけです。
それでも、やはり、センター収容「前」の対策に力を入れないと、センターの負担は減りません。
県の負担も…つまり県民の負担も減りません。
一番最後に言ったんじゃダメなんだけど、何より、犬猫の不幸のリスクが減りません。
「でも、譲渡前に手術するんだから、犬猫の不幸のリスクは減っていくんじゃないの?」
うん。
でもそれでは、僕に言わすと遅い。
だって、センターに収容された犬猫には手術できても、それを生み出す親がセンターの外にいたら…
その親が産み続ける限り、終わらないじゃないですか。(死ねば終わる…って話にはなってますが)
先日、今の茨城県が、他県の皆さんの「すでに限界」とも言えるご協力に支えられていることを書きました。
もしこれに厚かましくも甘えるならば
少なくとも、センター収容「前」の対策を、同時にしておくべきだったと思うわけです。
他県の皆さんのお世話に甘えることが許されるとすれば、それは災害時のような「臨時」「緊急時」であるべきです。
ワーストの常連だった茨城県が生まれ変わろうとする、この最初の一年を、拡大解釈して「臨時」「緊急時」として見てもらい協力を仰ぎたいのなら、そのお願いが「一時的」なもので済むような努力をしている姿は、少なくとも示すべきだと思うんですよ。
…とまあ、褒めたり貶したりなんですが、どちらも僕の正直な気持ちです。
しかしなんだなぁ
こうして自問自答しているうちに気づいたのですが
僕が茨城県に対し、一年前から持ち続けていた不満を、今こうして冷静に見直すと
僕は「譲渡前不妊去勢手術」に対して
「それでは足りん」
…って言ってたってことになりますね。
できてもない茨城県民のくせに
生意気ですね(^^;;
僕は「譲渡前不妊去勢手術」じゃ満足してなかったんですね。
僕が望んでいたのは「収容前不妊去勢手術」だったんですね。
僕自身もこれに、最近気づきました(^^)
(注1)ただし、確か「おおむね生後6ヶ月以上」というような制限があったはずで、そうだとすると、今たくさん助けていただいている乳飲み子の子猫なんかの場合は、その対象になってないと思います。