ミラノの名門貴族、ヴィスコンティ家は13世紀から15世紀にかけてミラノ公国を治めた名家である。このヴィスコンティ家出身で、20世紀を代表する有名映画監督、ルキノ・ヴィスコンティ (1906年 - 1976年) は、ミラノ大司教であったオットーネ・ヴィスコンティ (1213年 - 1265年) を祖先に持つ。

オットーネの甥の息子であったマッテオ・ヴィスコンティ (1250年 - 1322年) がミラノ僭主であり、マッテオの弟の第16代め子孫 (なんかややこしい、苦笑!) にあたるのが、ルキノ・ヴィスコンティ監督である。

ヴィスコンティ監督の代表作といえば、、、
Ossessione 郵便配達は二度ベルを鳴らす
Le notti bianche 白夜
Il Gattopardo 山猫
Lo Straniero 異邦人
Morte a Venezia ベニスに死す
Ludwig ルートヴィッヒ
Gruppo di famiglia in un interno 家族の肖像
L' innocente イノセント
などなど、多数の受賞作品が連なっている。

さて、創作活動の一環として旅をすることが多かったヴィスコンティ監督のご愛用旅行鞄といえば?! 勿論、丈夫で長持ち、機能性とデザイン性に富んだブランドバッグなり~! と言うと?

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今では財布やポーチ、キーホルダーなど小物から揃えて、必ず誰しもが一度は手にしたことがあるだろう、フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンのバッグが、監督のお気に入りだった!
スーツケースや帽子ケース、シューズボックスにスーツボックス、アタッシュにボストンなど、身の回りを全てヴィトンブランドで揃えていた監督。オシャレでダンディ!

ルキノ・ヴィスコンティ監督のイニシャルが「LV」で、奇しくもルイ・ヴィトンの「LV」と同じ!
監督がルイ・ヴィトンを愛用した所以である。 おちゃめな監督、こういうチャッカリ者気質がナイスなり~ 笑!!

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今年のルイ・ヴィトンのニューコレクションはとってもユニークだよ! レオナルド・ダ・ヴィンチ、ヴァン・ゴッホ、ルーベンスといった著名な画家の絵画がバッグに転写されている。
ミラノのヴィットリオ・エマヌエーレ2世のアーケードで、ダイナミックな微笑みを浮かべていたモナリザの存在感、まじっ、ハンパなかったッス、笑!

では、もう少し、ヴィスコンティ家についてお話しすると、、、テオバルド・ヴィスコンティ (1210年 - 1276年) は、一族の中でも特に優秀でグレゴリウス10世としてローマ教皇になった。
前出のミラノ大司教であったオットーネ・ヴィスコンティの時代には、ローマ帝国からの独立も勝ち取り、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティ (1351年 - 1402年) が、1386年、ミラノ大聖堂の建築に着手した。 

ヴィスコンティ家が飛ぶ鳥を落とす勢いで政治に力を入れていたのがこの頃である。

ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの死後、息子だったジョヴァンニが1402年にミラノ公となり国を治めた。ジョヴァンニの死後、弟のフィリッポ (1392年 - 1447年) が後を継ぎ、その後、フィリッポの娘ビアンカ (1425年 - 1468年) が、ミラノ傭兵隊長としてヴィスコンティ家に仕えていたフランチェスコ・スフォルツァと結婚する。
そして、ミラノの支配権はスフォルツァ家に移ることになる。

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フィレンツェからミラノにレオナルド・ダ・ヴィンチを呼び寄せたのが、フランチェスコとビアンカの息子、ルドヴィーコ・スフォルツァ (俗称 イル・モーロ) であり、レオナルドのパトロンだった。スフォルツァ城にはレオナルド所縁の芸術作品が残されている。
ヴィスコンティ監督とルイ・ヴィトンとレオナルド・ダ・ヴィンチ、必然的な繋がりあり?!

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