ミラネ~ゼトッシ~ナのイタリア語 英語 通訳翻訳通信

ミラノ在住13年、イタリア語 英語 通訳翻訳 30年のキャリア女子トッシ~ナが綴るイタリア大絶賛ブログ!
世界中に残るイタリアの遺産や魅力を紹介しているよ! 古代ローマ時代から推奨されてきたラテン的人生観 ドルチェファルニエンテ 何もしない事の喜びも実践しチャオ!


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モロッコのなめし革はフィレンツェの姉妹都市、フェズで始まった。フィレンツェはイタリアのみならず、世界中で一番水準が高く、最高のなめし革技術を持つ職人が多く住む町である。もともとなめし革技術を持っていたフェズに、優秀なフィレンツェ人職人がやって来て、更なる技術の革新を伝授した。

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フェズのなめし革職人作業所 (タンネリ) で行われるのは、油なめし、製革、染色である。
この作業所で、英語通訳業務に勤しんだトッシ~さん。フェズのタンネリは約500年の歴史があり、この地区に住む男性は父から息子へと、先祖代々なめし革職人の仕事を受け継いでいる。

なめしとは動物の皮に耐久性をつけながら、その皮を柔らかく滑らかにする作業のこと。
なめしを始める前に、先ずは川の作業といわれる水づけ皮、真皮を作る作業を行わなければならない。次の工程は製皮で、底革と呼ばれる未加工の皮に脂を加え染色する。

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なめしは石や木材でできたなめしプールで行なう。なめし剤はナラやクリの樹脂でできた植物性のものや、クロームミョウバンなどの合成のものを使用する。白い皮のなめしには、植物タンニンを多く含むタマリスクの虫こぶを利用する。

なめし革の原料は牛、羊、山羊、ひとこぶラクダなどで、皮商人が剥がしたそれぞれの皮をロバに背負わせ、フェズのメディナ (旧市街) に届ける。届けられた皮は、脱毛され、熱湯の中で皮の粘着質が取り除かれる。
その後、脱灰という皮の中の石灰分が薬品によって消去される。

皮を柔らかくする酵素につけて、なめし剤が浸透し易いように硫酸と海塩を入れた容器に浸す。そして数日間保存。その後、なめし職人の一番の腕の見せどころとなる作業に入る訳だが、油とアンモニア、鳩の糞、石膏など、天然なめし剤を入れたプールの中で約3週間浸しておく。その後、なめされた皮を干す。

乾いた皮に脂肪溶液で油を塗り柔らかくする、油なめし作業が行われる。皮を削り、肌に触れる部分の皮は磨きをかけ平らにして薄くする。その後、皮に艶を与える。

最後は染色作業。染料は全て天然染料を使う。赤い色には茜、コチニール、ポピー、青い色には藍、黄色にはモクセイ、ベニバナ、サフラン、緑にはミント、茶色は石榴の葉っぱなど。
これらの染料は色を定着させるためにアルミニウム、クロム、鉄などの金属塩や、タンニン酸などの媒染剤と結合され、水に溶けない色を形成する。

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ミントは精神を安定させたり、細胞の老化を防いだり、抗菌効果もある。また、花粉症や下痢の症状を緩和したり、ビタミンCが多く含まれることから、美容効果やストレス対策にもなる万能選手!
特にミントは強烈な皮革の動物臭を逃すためにも、モロッコのタンネリでは無くてはならない存在だった。

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モロッコのカサブランカ、大西洋に面して建つ堂々たるハッサン2世モスクは、モロッコで最大の規模と言われている。1980年に建設が始まり13年後の1993年に完成した。
前国王ハッサン2世の命により、モロッコ全土から熟練工1万人が集められ、前国王の私的財産と国民からの膨大な寄付金で建てられたが、総額、なんと! 凡そ1兆円。設計はフランス人の建築家、ミッシェル・パンソーに委ねられた。

高さ200メートルのミナレット (光塔) は、夜になるとイスラム教徒の聖地、メッカの方向にレーザー光線が放たれる。この光は30キロメートル離れた所からでも識別できることから、灯台の役目も果たしている。

モスクの総敷地面積は2万平方キロメートル。モスク内には2.5万人、モスク前の広場には8万人、トータル10万人以上の信者を収容できると言われている。近代的な設備を整えるモスクは、コーラン神学校や図書館、カサブランカ歴史博物館なども併設、地下には身を清めるためのシャワー室やサウナ風呂も完備されている。

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モスクの内部天井からぶら下がっているのは、イタリア、ヴェネツィアのムラノ島で、特別に作られた75個のシャンデリア。見事なまでに高貴な輝きを放っている。
モスクの装飾をかたどっている大理石は、トスカーナ州のカラーラ産のもの。大理石の王者である! いずれも世界でトップクラスのイタリアの材料を用いて、トップレベルの技術を集結して作られたのがハッサン2世大モスクである。
窓や扉の開閉は全てリモコン操作による。これまたスゴっい!!

カサブランカの始まりは、紀元前10世紀、原住民であるベルベル人漁師が住み始めたことによる。紀元前7世紀頃になりフェニキア人がやって来て、紀元前15年にはローマと交易があったことも分かっている。
その当時、使用されていたローマコイン、デナリウス銀貨169個は、現在、首都ラバトにあるモロッコ銀行に保管されている。

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カサブランカとは、ポルトガル語やスペイン語のカサ Casa (家) Blanca ブランカ (白い) から来ているが、スペインのグラナダやコルドバから追放されたイスラム教徒達が、大西洋からモロッコに到着した時、海から見た家々が白い壁だったことから、白い家、カサブランカと名付けた。
因みにイタリア語でも家は Casa カーサ、白いは女性名詞に伴って Bianco ビアンカという。ラテン語ファミリー、めっちゃ、似ているやン?! 

広場に畳んであるのはお祈りの時間に敷き詰めるゴザ。信者は一日に5回、このゴザの上に膝まずきメッカの方角を向いて祈りを捧げる。メッカはサウジアラビアの中西部に位置する。預言者ムハンマドの生誕地でもある。

さて、皆さま、カサブランカに纏わるイタリア絡みのお話しにこんなエピソードがあるよ。1943年、イギリスのチャーチル首相とアメリカのルーズベルト大統領が会見をして、シチリア島への上陸、更にはノルマンディへの上陸作戦をも決定したという。当時、ドイツのヒットラーは、スペインのスパイを通じて、カサブランカ (白い家) で会談があったことを耳にしていた。が、アメリカのホワイトハウス (白い家) と勘違いして、シチリア上陸作戦を阻止することが出来なかった。

カサブランカとホワイトハウス、どちらも白い家、、、ヒットラーが勘違いしなければ、歴史は変わっていたかも知れない、笑?!

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ヴェネツィアングラスのシャンデリアとカラーラ産の大理石が美しい、カサブランカのモスク。フィレンツェと姉妹都市の古都フェズ。スペイン、アンダルシア地方の建築様式を真似たマラケシュに残るバヒア宮殿。
モロッコの世界遺産はイタリアやラテン世界との繋がりたっぷり!!
サハラ砂漠のラクダちゃんもいるよ!

5月27日から始まったラマダーン (宗教上の断食) 中のモロッコへ、世界遺産、英語通訳ミッションのため、ひとっ飛び! 
アラブ系の航空会社、カタールエアウェイズでドーハ経由、先ずは映画でお馴染みのカサブランカへ。

ラマダーンとはイスラム教徒の聖なる業で、日の出から日の入りまで、お水も食べ物も一切口にしないことで、今年は6月25日まで約1ヶ月間続く。勿論、アルコール類はご法度ゆえに、ドーハからカサブランカまでは、機内サービスにワインもビールもなし、、、涙。

アルガンオイルとローズウォーター、欲しい物リスト、ナンバーワン、ツゥに載せないとね、苦笑! モロッコの世界遺産に登場するイタリア、始まるよぉ~! 

Leaving for Casablanca, Morocco on my English translation job via Doha by Qatar Airways.

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