【新自由主義には消極的】 -鹿野、民主党代表選候補に迫る-1/3 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【新自由主義には消極的】 -鹿野、民主党代表選候補に迫る-1/3

 8月23日、今国会最後の質問を農林水産委員会で行いました。割当時間も25分間だけということなので、ちょうど代表選に立つという鹿野大臣に、その決意をうかがうことにしました。もっとも、まだ出馬表明を行っておらず、熟慮中だというので、決意表明とまで行きませんでしたが、鹿野さんを推している筒井副大臣が、鹿野さんは「過度な競争を良しとする新自由主義には消極的」として支持を表明していることから、筒井さんと鹿野さんに、その意味を質問しました。


 筒井さんの言いぶりは、「新自由主義は格差を広げて自由競争を最大限強調するもので、鹿野さんの今までの姿勢はそれとは異なる」「農業を中心とした一次産業を極めて大事に扱い、それを何としてでも再生したい、そういう情熱にあふれた人であり、これは新自由主義的な傾向とは違うというふうに私は考えている」というものであり、私も賛成できます。


 市場原理で突っ走り、今回様子をうかがいながら名乗り出た前原前外務大臣の「1.5%のために、98.5%が犠牲になっている」とした言いぶりとの違いを鮮明にし、支持の拡大につながるでしょうし、一方で、文芸春秋の最近号で政権構想を発表した野田財務大臣は、10ページにわたる論文の中で、「農林水」の文言は、農業者戸別所得補償の「農」と、震災復興に関連して「農林水産業の再生」に触れた「農林水」の2ヶ所しかなく、産業の空洞化、経済成長、財政再建を中心に競争と市場原理を展開するだけなので、鹿野さんの特色は大いにあると思います。