【私の六つの提案】 -馳教室で「ふるさとトーク」-4/4 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【私の六つの提案】 -馳教室で「ふるさとトーク」-4/4

 こうした中で、自民党は、今、プロジェクトチームを作って、この問題の検討を始めています。私も六つの提案を出しました。


 一つは、自民党政権の時も課題だった「岩盤」と言われる、コストと販売価格の差を埋める固定支払いは維持する。これは全ての販売農家を対象にする。


 二つは、販売価格の下落を補てんする変動支払いは、自民党政権の時の、担い手の経営所得の全体を維持する「ナラシ」の仕組みにする。その場合、対象となる担い手は、これもこれまで自民党が進めてきた意欲ある農業者や集落営農等地域の多様な担い手を対象とする。


 三つは、コメだけでなく、他の作物の定着とそのための助成措置を充実し、複合経営を育成する。


 四つは、私がプロジェクトチームの座長としてまとめた「担い手育成総合支援法案」を成立させ、大々的な担い手対策を進める。また、中山間地域直接支払い、農地・水・環境保全直接支払いを充実させる「多面的機能評価直接支払い法案」も成立させる。


 五つは、それらに必要な農林水産予算の増額を実現する。


 六つは、こうした対策にかかわる農業者の責務として、農地を農地として利用し、農地を確保し、美しい農村景観をつくりあげ、食と農を守る国民合意を実現する。


 以上の観点で、私は議論を進めるつもりでいます。


 なお、先物取引は、参加者数も予定を大幅に下回り、価格も大幅に乱高下しています。投機資金が、セシウム汚染を期待してもうけをもくろむという全く不届きな動きになっています。とんでもないことです。こんな時に認可した農水省は絶対に許せません。