-組合長への便り-2/2 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

-組合長への便り-2/2

 さて、組合長が期待されているという担い手育成総合支援新法 は、私が党のプロジェクトチームの座長としてまとめたもので、ヨーロッパが40年前から実施している、若い農業者の就農を国が政策で意識的に支える取り組み等も参考にしながら、わが国の実情も踏まえてつくりあげたものです。


 具体的には、一定年限の農業教育と農家実習、自治体による青年農業就農者としての認定、就農のための農地・機械・施設等の提供、一定の資金の提供(一定年限営農を継続すると返済免除)、担い手としての営農継続のための所得補償の直接支払い等が骨格です。
 
 しかし、法案段階では、これら対策の金額等の具体策には踏み込んでいません。与党になって、この法律を成立させ、法にのっとった事業を仕組み、予算を裏付けることが必要です。この法案は党内の手続きを経て、衆議院に提出し、農林水産委員会で趣旨説明も行っていますが、審議には入っていません。まさにこの段階の法律案です。
 
 ところで、この法案は、我が国農業を取り巻く諸制約の中で、担い手育成に必要な対策や、国や自治体や関係団体や農業者自らが取り組まねばならない対策についてもしっかり盛り込み、法律の構成も大変しっかりしたものになっていると自負しています。ともかく、早く与党になって、具体化させたいと念願しています。


 その法案を送ります。また、是非、一度お訪ねします。組合長の農業を愛する思い、若い人たちを育て、成功させたいという熱い思いが十分に伝わりました。
 
 ありがとうございました。頑張ります。

                             敬具