サマーキャンプ | 自転車乗るなら土の上

自転車乗るなら土の上

BMCサポートライダー 國井敏夫
2012シーズンから本格的にレース活動を開始
MTB→FS01 29とTE01 29
CX→CX-01とGF-02Disc
ROAD→SLR01

木曜からの4日間、レース仲間とともにトレーニングキャンプをしてきた。3日間は標高の高い野辺山のシーナックをベースにMTBライド。締めの4日目は赤城高原に場所を移して100km耐久サイクリング。この時期にしてはしっかりと距離も負荷もかけられて、来月からの後半戦に向けて、最高のトレーニングになった。
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初日はシーナック近くの1周10kmの周回コースでオンロードライド。この日だけ参加のノリオくんに、ジュニアの小林くん、カズ兄とハッシー、おだじーさん、シーナックの由香里さんにようちゃんはロードバイクで計7名。6周までは標高に慣れる意味も含めて低負荷で淡々。途中、千切れてしまったようちゃんを集団に復帰させたりしながら、最後の7周目だけペースアップしてラスト2kmは全開。当然だけど呼吸が苦しい。登りアタックはノリオくんと由香里さんに完敗。。。
141での豪華な焼肉ランチを挟んで午後は滝沢牧場近くの周回コース(通称池コース)へ。CXでも良い練習になりそうな全長2kmの常設クネクネコースでコーナリングの練習。目が回りそうなほどコーナーが続くけど、きれいに整備されているおかげで、ついついスピードが出ちゃう。こんなコースが近所にあったら毎日通ってしまいそう。。。
締めはアップダウンのシングルトラックへ。シーナックの辰吾さんが下草を刈っておいて下さったおかげで、超快適なトレイル。部分的にテクニカルなセクションもあるけど、路面コンディションが良かったのもあって、ホントに気持ち良かった。
夜はおだじーさんが撮ってくれた動画で反省会。自分の動き、仲間の動きをチェックできるっていうのはすごく勉強になる。レベルアップのためにはこれは必須。

2日目はノリオくんと入れ替わりで合田さんが合流。午前中はトレイルライドへ。序盤から登りでのペースアップが随所にあって、キツいキツい汗。身体は標高に慣れてきて動き出しているから、なんとかついていけるけど。。。舗装路から段差登り、木の根、ガレ場など、ホントにバリエーション豊かで、いろんなテクニックを身につけることができる。そして下りはもちろん最高。コースに詳しいハッシーとおだじーさんが先導してくれるおかげで、気持ち良いラインをスムーズにトレースすることができる。おふたりにはコースの案内からビデオ撮影などなど、本当にありがとうございました。
昼は辰吾さんオススメのヒッコリーファームでお好み焼き。ボリュームがすごいんだけど、味も最高。お腹いっぱいで、帰れるのか!?
ここからは辰吾さんの先導でトレイルを流しながら、再び池コースへ。先頭交代しながらお互いにビデオ撮影。バイクの上でスムーズに動けるようになると、こういうコースが楽しくて仕方ない。と、ここでアクシデント。小林くんが走行中に右腕をハチに刺されて大騒ぎ。かなり痛そうで心配なので、トレーニングは終了してシーナックに急いで戻る。翌朝、パンパンに腫れ上がってしまったけど、大事には至らずにホッとした。
夜は反省会に始まってオリンピックロード、XCOワールドカップを立て続けに観て、眠くなってしまった自分は先にお休みなさい。

3日目は小林くんが帰って、諸事情により再び前日と同じトレイルをトレースすることに。コースが楽しいから、何回走っても飽きない。というかもっと走りたい。走ってみたい人は、ぜひシーナックに泊まって案内してもらってください。ハマります。
ノンストップでトレースして、11時には帰還。途中、今度はおだじーさんがまぶたをハチに刺されて大騒ぎ。。。今年はハチの活動が活発なのか?
身支度して、シーナックを後にする。風鳥で馬刺し丼を食べてお腹いっぱい。一路、赤城高原へ。

最終日は100km耐久サイクリング。赤城林間学園の周辺の国有林に設けられた1周3.5kmの特設コースを29周。気が遠くなる。。。いざ試走してみると、登りが多くてかなり厳しいけど、ダブルトラックの下りは滑らかでめちゃくちゃ楽しい。勢いをつないでいける感覚は、先日のCJ2妙高みたいな感じ。CXでも問題なく走れるけど、下りはやっぱりMTBが楽しいかな。こういうコース、かなり好きです。
100kmソロの変態クラスでライバルと目されるのは、エリートライダーのアキラ選手とマスタークラスの強豪多田選手。しかも多田選手は一か八か?のCXでの参戦。
スタートから合田さんがいつもの勢いでトップをぶっちぎっていく中、自分とアキラ選手で淡々とペースを刻む。このまま最後まで行くのかなあ、と思っていた。お互いの得意なセクションで先頭交代しながらこなした中盤過ぎ。急に自分のバイクから異音が出てきた。金属どうしが擦れ合うような激しい音。一旦止まってチェックするものの、異常は発見できず。とにかくピットまで戻ってしっかり見てみても、いまいち原因がわからない。とりあえず再スタートするものの、先頭のアキラ選手には大きなリードを許してしまう。そして登りきった後の下り、後輪に大きな負荷のかかるハイスピードコーナーで、まさかの後輪の脱落。幸い、完全に外れることなく済んだので、持っていた携帯ツールで再び固定したら、全く問題なし。事なきを得た。原因は、この4日間ハードに乗り倒したにも関わらず、全く増し締めしなかったこと。ルーフキャリアに積んで移動していたことで、後輪を外す機会がなかったこと。あまりにも初歩的なミスをしてしまった。いつもアッキーさんにバイクをチェックしてもらっていることに甘えて、自分がやるべきことがおろそかになってしまった。
この間に多田選手にも先行されてしまい、3位に転落。挽回を試みるも、焦ってペースアップしたせいか、70km付近では完全に力尽きてしまった。虫の息でピットに戻り、固形物を補給。しばらく座っていたら、徐々に回復してきた。よし、もう少しがんばってみよう。
永遠のように思えた周回数も少しずつ減っていき、残りあと4周。固形物を補給したせいか、再び力が戻ってきた。登りという登りはダンシングで。そうするとなぜかまだまだ踏める。ラップタイムも序盤と同等まで戻ってきた。いけるところまでいってやろう。
トップのアキラ選手から8分、2位の多田選手から3分の遅れで5時間43分。獲得標高3150m。悔しいけど完敗。でも、トレーニングとして考えれば、最高に追い込めたのだから良しとしよう。これを糧にして、秋の王滝に向けて準備していこう。

今回関わった全てのみなさまに、ありがとう。