■一日泡もの尽くし。 2011.07.13


朝少し早めに目が覚めたんで、ルーブル美術館のガラスのピラミッドまで散歩。

てか、寒い!少し小雨混じりな天気です。


ワイン屋店長の私的メモ



10分ほどで到着。ルーブルを目の前にして入れないとは。


8時には集合して本日はシャンパーニュのランスまで日帰りツアー。


ワイン屋店長の私的メモ


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今日もTGVに乗って行ってきます。

ランスまでは約1時間。



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ランス駅


意外と近いもんですね、しかしパリ以上に寒っ。ジャケット持って来ててよかったよ。

今日の訪問先は『アンリオ 』。

しかしアポの時間まで少しあるそうなんで、ランスの大聖堂とワインショップをちょいと
見学。これまたなんとも凄い装飾の施された建物です。内部のステンドグラスといい、終
始上向き加減で歩いました。上見てるばっかりなんで段差注意です!



ランス大聖堂

ワイン屋店長の私的メモ



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近くのシャンパンショップ

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あとワインショップといいますか、シャンパン専門ショップ。この大聖堂の周りだけで3軒
のお店。なかなか面白いグッズとかもあったんですが、さすがに今買うわけにもいかず見学
のみ。




さて、ここからタクシーで『アンリオ』 へ移動。


ワイン屋店長の私的メモ


極々フツーの住宅地を走ると到着。
まさかこんな所にあろうとは…


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まずは試飲とセミナー。
話を進めてくれるのは、昨日に続いての西山さん。



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2010年10月から新ラベル
 前のラベルがキンキラで派手だったのが、アンリオのイメージにそぐわない。
 正直材質的に水に弱かった(シャンパンとしては致命的?)


・ピュール・シャルドネをブランドブランに改名 よりシンプルに解りやすく


・家系を辿ると、ドゥラモットやドンペリともつながり


・元々ピノムニエの畑を持ってなかったが、アンリオ家に結婚相手としてやってき
 たマルケ家のマリーさんがドンペリの末裔


・アンリオのロゴにある"H"と"M"。HはアンリオのHで、MはマルケのM。


・ブシャールでも出たが、無駄な広告や飾りつけにはお金を使わない。
 建物も看板ひとつでかなり地味でした。タペストリーが旧ロゴのままなのはさすが
 にまずいかなぁ~と西山さん。


・使用するブドウの大半はグランクリュかプルミエクリュのもの。
 一番スタンダードな『スーヴェラン』でも、格付けクリュの利用率は97%!
 (他のメゾンで一般的に90%前後)


・スーヴェランなどNVワインでも6ヴィンテージほどのワインをブレンドして使用。
 しかも3分の1は、リザーブクラスのものを使用。


・家族経営なんで、株主だとか他からのコントロールが入らないので、時間をかけて
 ワインを作れる。その為、熟成期間でみると

 ノン・ミレジメ 3~4年 (通常15ヶ月)
 ミレジメ 6~8年 (通常3年)
 プレステージ 12年

 と長め。


・ブシャールを手に入れた事で、使用するピノノワールの品質が向上。


こんな話を聞きながらの試飲となると、それはいつも以上に美味しく感じてしまうわけでして
大好物な『ブラン・ド・ブラン』もサイコーー!



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 『ロゼNV』

 活き活きしてたイチゴをかんだようなイメージ。
 日本には、市場的なことも考慮した少し熟成を感じさせ、少しリリース時期を変えてます。
 ブシャールと提携した事で特に品質が向上したワイン。ピノノワールの効果


 『スーヴェランNV』

 スタンダードレンジの為、最も気を使うワイン。
 現行は2006年のものをベースに使用。
 上のレゼルブクラスの比率が高め。
 スタンダードと言っても100万本程、未公開なドンペリなどよりは明らかに少ないはず
 派手さは無いが、解る人やこだわれる人の為のワイン。 スバルのようなワインって例えしてみました。


 『ブラン・ド・ブラン』

 2005年ベース
 洗練って言葉がピッタリのスタイル
 シャルドネのみだからこその、酸とミネラルがついクセになる。


 『ミレジメ2003』

 暖かい年だったので生産量は少なめ、輸出のみ。日本にも少量
 他のシャンパンメーカーはこの年のヴィンテージシャンパンはリリースを避けた中、実験的な
 意味も込めて作ってみた。
 酸を持たすため、シャルドネを多めに使用 60%
 他とは少しことなる、柔らかい味わいでふくよか。


NVのシリーズは、アンリオらしさを表現する事を心がけて作られますが、VTワインはその年
を表現する事がテーマ。その為2003年もミレジメとしては相応しくないとされる年ですが作
成。






さてひとまず試飲とお勉強が終わったんで、地下ワインセラーの見学へ。
地下18メートルのセラーへ階段で降りていきます。


ワイン屋店長の私的メモ




秘蔵モノが眠ってそうな雰囲気あるセラーです。
壁に見える地層は6億5千年前なんだとか…

ピュピトルに刺さった状態のワインが地下通路に続きます。
だんだんと角度を上げて、最終的には垂直!!



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様々な年代のものがストックされてます。


1959年を発見!


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ここでも試飲です。
出ました、アンシャンテルール1996年


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くぅ~~~ウメェ・・・

95年に比べてふくよかさを感じます。
リリースはまだ待ってね。



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ご満悦。


一同ご機嫌で地上に上がろうとしますが、エレベーターが動かない・・・
そんなわけで、行きの階段を今度は登ります。
ふぅ~。



アンリオの研修はココで終了。


で、終わるわけでなくこのままシャンパンランチへ。
もちろんアンリオ。

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しかも前菜からデザートまでを、全てシャンパンで通すスタイル。

僕のチョイス



生肉のカルパッチョ

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シーフードのリゾット

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デザート

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比較的量が少なそうなものをチョイスしたはずなんですが、やっぱお腹パンパンでした。



ほろ酔い気味で帰りのTGVは仮眠爆睡状態。
パリに帰ってきた一同はバスに乗ってのちょいと市内観光。



ハイ、お約束ですエッフェル塔


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スリもいっぱいいるんだとか


凱旋門

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バスで通過。明日の革命記念日のパレードの準備中。
明日はこの道を、行進したり、戦車が通ったりします。



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あとは、パリのワインショップといえばココ!な『LAVINA』。
漫画神の雫のフランス語版なんかも置いてました。


以上観光終わりっ。



ホテル戻って、今日だけはかる~い食事をって事で手配してくれたのが中華料理系の居酒屋さん
「いや~、こういう店だと楽だねぇ~」とがっつり行きたかったんですが、ここでわたくし体調不良

どーもバス酔いと疲れと、晩御飯前に飲んだ胃腸薬で一気に具合悪くなってしまい、

晩御飯開始早々、1人ホテルへ退散となってしまいました。


胃腸薬飲まなかったらよかったかも



途中離脱は今までなかったのに・・・

そーいうわけで、夜飯無しでこのまま就寝。
ちょっとだけ、女子サッカーの準決勝見てました(この後優勝!)


続く・・・




ワイン屋店長の私的メモ
http://item.rakuten.co.jp/pinotnoir/c/0000000463/



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