こんにちわ。
ミズノOPENでは伏兵の韓国の黄重坤 (ハン・ジュンゴン)選手が優勝しました。ぜんぜん強そうじゃないルックスがなんか親近感がわきます。しかも19歳で全英OPENに出場できちゃうんですね。
さて、先日、近所のゴルフパートナーでレアなパターをゲットしてきました。
東北の山形県にある山田パター工房の「IBUSHI VI」です。
↑ 新品の販売価格は楽天ショップで35,000円もします
燻し仕上げと称していますが特殊なメッキ処理だそうです。パット見、ガンブルー仕上げのようにも見えますが、微妙にちょっと違うようにも見えます。限定生産されたパターなので流通量は少ないみたいです。 軟鉄一体削出4次元加工されたヘッドはカチッとしていてエッヂが効いています。ヘッドが黒いので、とても引き締まって集中力を高めてくれそうですね。
↑ サイトラインはオレンジ色です
ニューポート2型のヘッドデザインで構えた感じはすごくスクェアにセットアップできる形です。ほぼ、ゴールドファクトリーのプライベートストックNo2と同じ形です。
↑ ソールには Milled By T.Yamada の刻印があります
フェースはくっきりとミーリング痕が残されており打感がやわらかそうですね。ソールの後方部分がトゥからヒールにかけて、わずかにグラインドされています。ゴールドファクトリーのソードオイルを塗布しましたが、通常のガンブルー加工したヘッドのように、すぐに浸透していくような感じは無く、どちらかというとオイルが弾かれる撥水のような感じでした。やはり、そういうことでいえばメッキなんでしょうか。オイルカンにも似ていますが、やっぱり、どこか違うみたいです。でも燻すということは、何らかの加熱処理みたいな加工はされているのではないでしょうか。
自宅で計測したスペックは次のとおりです。
重量/525グラム バランス/D1 レングス/33インチ グリップ/イオミック
実際に絨毯の上で転がしてみても硬い感じはありません。ソフトな中にもきちんとした打感を感じられるようなフィーリングです。なにより構えたときのヘッドの座りと見え方が良いですね。実際に芝生の上でも良い転がりをしてくれるのではないでしょうか。
以下メーカーHPより引用
『基本は手作り!!最先端技術もフル活用』
I・P・T(Industrial Putting Technology)では主に3次元CADを使い、パターのデザインを行なっています。3次元CADで作られたモデルは、色々な角度から造型を確認し、モデリングをします。全体の形、キャビティーの割合、コーナーの丸み etc...。造型されたモデルの体積は自動的に確認できますので、金属の比重を入力すると意図に合った重量のパターを作る事ができます。方眼紙に2次元図面を起こし、関数計算機で幾何計算をしていた頃に比べれば、かなり自由な発想を形に出来るようになりました。
CADでモデリングが終了すると、切削工程に入る前に刃物選定、工程設計をします。刃物に合わせた切削量を決定し、切削速度・回転速度・進入場所などの設定を緻密に行ないます。表面の美しさを出すには最終的に0.05ミリ以下の切削を再度行ないます。彫刻工程などを合わせたプログラムは、合計で20万行を超える時もあります。
『いつの時代も、ぬくもりのある製品は手作り』
しかし最後はやはり人間の手仕上げが必要です。鍛造や、ロストワックスで作られる大量生産品では味わえない削り出しパターの美しさ・緻密さ・気高さは、こうした多くの工程から作り出されます。1986年以来続けてきたパター造りの経験がプレーヤーの助けになれば幸いです。
山田パターのHPをチェックするとパッティング練習器具はけっこう米国PGAツアーの選手にも人気があるみたいです。そのほか、結構、海外のプロもサポートしていたりするようです。
最後にHPにある山田氏のメッセージを記しておきます。
ジャズ留学のため在米中LAで故TP・MILLSのパターに出合った。陶器のように滑らかで真黒の美しいパター。何の躊躇いもないまま私はこの世界に没入した。それから既に四半世紀以上がが経過している。多くは望まないが2mを確実に入れる技術の模索を今も続けている。
少し長めとなりましたが、このへんで失礼します。
ではまた・・・