本日は厚生文教委員会でした。
◯陳情書は「継続審査」と20日までの「保留」に
▶「29陳情第1号」は、バリアフリーのスポーツ施設建設を高架下へ求めるものですが、市としては新たな財政負担も必要となることから消極的な答弁が相次ぎました。ただ、陳情書の含意としては「障害者が気軽に利用しやすいスポーツ施設がない」ことですので、課題を整理してあらゆる可能性を模索するべく、市や民間施設、学校、また近隣市におけるスポーツ施設のバリアフリー化の状況などを調査する必要性を提案したことなどもあり、閉会中の厚生文教委員会まで「継続審査」となりました。
▶「29陳情第2号」は財政支援団体である体育協会の役員決定過程が要綱で決められているプロセスを踏んでいないと指摘する内容であり、市がまだ充分実情を確認できていないことから20日の予備日まで「保留」となりました。
◯行政報告：遺跡見学会、再度の開催は「前向きに検討」
▶4項目目にある「再開発事業に伴う遺跡発掘調査及び見学会」では、6月10日の見学会が非常に盛況で1,497人の参加があったそうです。市民からの要望が強いことを受け私と他の議員から「再度の開催を」と提案したところ、担当課の生涯学習課は「再開発事業の工期に影響のない範囲という前提で、前向きに検討する」旨の発言がありました。今回は6月10日一日限りの開催だったことから、多方面から「もう一回やってほしい」「行きたかった」との声があがっていました。担当課の今後の動きに注目です★
（参考blog）
・「縄文土器、動物を捕らえる罠（落とし穴）、戦前生活の遺物、防空壕〜武蔵小金井駅南口の遺跡現場にて」
・「再開発地区で遺跡が発掘されたってホント？〜再開発の進捗にどう影響するか」
▶1つ目の項目にある「福祉オンブズマン」については、私のほうから「発意調査の検討」と、オンブズマンの運営報告（具体事例を含む）を市HPに掲載することを提案しました。大田区の福祉オンブズマンはその運営状況を詳細までHPで公開しています。
（引用）大田区福祉オンブズマン 運営状況方向書（H27年度）
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sodan/ombudsman/uneijokyohokoku/27houkokusho.html
確かに個人情報に関する内容を含まないよう配慮する必要がありますが、どのような事例があるかをHPから閲覧できることで、福祉オンブズマンに相談できる内容を詳しく知ることができます。この制度をより広く認知してもらうためにも重要なことだと思います。
▶5項目目の「図書館本館の空調設備工事」についてですが、図書館本館は、大規模な空調設備の工事のため、今年9−12月の4ヶ月間閉館することになります。
8月の繁忙期（夏休みの利用）を避けこのスケジュールを組んだとのことですが、事前に利用者説明会などを開催することや、隣にある別館で新刊の貸し出しや新聞・雑誌が読めるようにするなどの対応を考えていると報告がありました。
※公立保育園の総合的な見直し（労使協議に関すること）などの所管調査質疑もありましたが、また別で整理してご報告いたします。
なお、閉会中の厚生文教委員会は8月3日（木）開催です。
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