自分と真っ正直に向き合い、それを認める勇気が必要だということ〜「嫌われる勇気」を読んで | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

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第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

『大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである』「嫌われる勇気ー自己啓発の源流『アドラー』の教え」(著:岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)読了しました。



売れている本だと聴いていたものの、少し躊躇してきた本です。どうも、タイトルをみて「奇をてらった感じ」だな、と感じて読む気になれなかったのですよね。

でも結局、年末年始の帰省の時に「旅のお供に」と購入しました。今年のモットーの一つは、「苦手なこともやってみる」ということを掲げたので、少し毛嫌いしていたものにも手をつけてみよう、と思ったわけです。

読んでみると、読み始めから引き込まれ・・・。『人は怒りを捏造する』っていうところとか、とても面白いですね。本質をついてると思います、これ。


『大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである』

とても大切な思考方法だと感じています。昔から、「前向きに」とアドバイスを受けることもすることも多かったのですが、実際に「前向き」と言われても、何かショッキングな出来事があった立場の人間にするとピンと来ないアドバイスだったと思っています。結局、ショックから立ち直るのは自分自身次第であり、本人がその気にならなければ誰のアドバイスも大抵は役に立たない、と私は昔から思っています。だからこそ、今の現実を捉えて、そこからどう発想していくか、という考え方にはとても共感を覚えるものです。

ただ、私もさすがにこれまで培ってきたフロイト的な原因論を完全に否定することもできません。そういう点では、アドラー哲学に傾倒することはできないなと思います。

原因から考察して見えてくることもありますので、そこは分けて考える必要はありますね。

いずれにしても、青年との対話形式で読みやすく、分かり易い本です。

とどのつまり、まずは自分と真っ正直に向き合い、それを認める勇気が必要ということでしょうか。

ぜひ、何かで悩むことが多い人や、特に対人関係によく悩む、という人は読んでみるといいと思います。



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