幻の「岩日北線」跡を走る“とことこトレイン” | 夢見る“乗り & 撮り鉄❤日記”

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※福井県大野市出身、金沢市在住

山口県内の鉄道路線全制覇に向けた最後のハードルは、「とことこトレイン」。

「錦川清流線」利用者割引の往復券(1000円)を握りしめ、駅に向かいました。

ところが、そこに待っていたのは、2両連結の電気自動車。
あららん・・・でも、乗るしかありません。


●とことこトレインの路線図 2012年7月28日


●とことこトレイン乗車券 2012年7月28日

発車してすぐに、全長1,796mの「きらら夢トンネル」に入りました。
ここは、山口県内の大学、地元小学生や幼稚園児などが、6色(赤、青、黄、緑、白、桃)に光る石を使って壁に描いた幻想的アートの世界です。
「とことこトレイン」は、ここで一時停車します。


●「きらら夢トンネル」の幻想的な世界 2012年7月28日


●「きらら夢トンネル」の幻想的な世界 2012年7月28日

幻想的な世界に満足すると、再び、とことこ走り出します。
途中、激しい雨に打たれました。
錦町駅を発車してから約40分ゆられると、終着の雙津峡(そうづきょう)温泉に到着。無料送迎バスが待っていました。


●雙津峡温泉駅に到着 2012年7月28日

送迎バスに乗り、歩いても5分強の「雙津峡温泉憩いの家」に向かい、遅めの昼食です。
残念ながら、お目当ての「錦寿司(650円)」は売り切れ。代わりに、「山女定食(1,150円)」と「猪の酒むし(840円)」を注文。


お腹が満足すると、次は温泉です。
ここは、地下1,000mから自噴する天然のラドン温泉。
ほど良い温度で、ゆったり・・・ くつろぎます。


●天然ラドン温泉 2012年7月28日


●猪の酒むし 2012年7月28日


●雙津峡の散歩道 2012年7月28日

そして、帰りの「とことこトレイン」に間に合うように、駅に向かいました。
2編成各2両が近づいて来ました。この車両は、愛知万博(2005年)で活躍した電気自動車「グローバル・トラム」を2009年に更新車両として導入したもの。


●とことこトレインが接近 2012年7月28日


●雙津峡温泉駅に停車中 2012年7月28日

写真を撮りやすいように最後尾に座り、出発。
雨に打たれた緑のトンネルの中を、とことこ・・・というか、ガタゴトと走ります。

●とことこトレイン専用道路 2012年7月28日


●とことこトレイン専用道路 2012年7月28日


●建設予定だった鉄道駅(出市駅) 2012年7月28日

もともと岩日北線の線路が敷かれる予定だったところが、「とことこトレイン」の専用道路になっています。
鉄道路線としては、錦町駅から周防深川駅(予定駅)の区間です。


●錦町駅の駅名表示板 2012年7月28日

往復してみての感想ですが、正直、“乗り鉄” としては物足りません。

「岩日北線」は幻の鉄道だったかもしれません。
でも、幻で終わらせずに、「とことこトレイン」と名付けたのなら、電気自動車ではなく、線路を敷いて、小さな機関車で牽引するトロッコを走らせてほしいなぁ・・・