公務員の僕の勤務先はいわゆる役所です。
ということは、障害者用駐車スペースはバリアフリー新法に適合させなければいけません。
でも、めちゃめちゃ狭いんですよ。
僕の7番くんを停めるとこんなかんじだったんです。
たしか、幅員は2.5mしかなかったかな?
だから、車いすの障害者は絶対に使えない駐車スペースなんて改修するべき!!って言い続けてきたんです。
2年は言い続けましたよ。
ちゃんと、言い続けたってことがわかるように、メールでも文書でも送り続けました。
役所って職員の言うことなんか聞かないから、嫌って言うほど言い続けましたね。
だから、嫌われてるでしょうね、僕は。
でも、嫌われてもいいんです。
僕の社会的行動障害は、ひたすら正しいことを言い続けるんです。
そのかいあって改修されましたよ。
こんなかんじです。
改修前の駐車スペース2台分を、障害者専用駐車スペース1台分にまとめて改修したんです。
後ろの赤い「身障者専用駐車場」っていう看板が右に1mちょっと移動してるでしょ?
改修前は、助手席側(向かって右側)のスペースがなかったけど、これもできてるでしょ?
その分は駐車スペースの幅員が増えてるんです。
それから、駐車スペースには青くペイントされているんですよね。
こうすれば、バリアフリー新法の駐車スペースの幅員3.5m以上の規定を満たすんです。
僕からすれば、点字ブロックもないし、スロープの幅員も狭いし、まだまだなんですけどね。
でも、障害者の立場から、行政を動かすことができたんですよね。
法律で義務付けられていることだし、たったこれだけのことだけど、こんなに時間がかかるんです。
高次脳機能障害を周知させることにはまだまだ遠いな、とも思いました。