2011年の終わりの鳥元ジャカルタの大晦日は、その前年の大晦日に
も勝る大盛況で、満員御礼となりました。
今年のNHK紅白歌合戦に、ジャカルタ生まれのJKT48が顔見せする
という情報をキャッチして、「鳥元ジャカルタの特設大型テレビ画面で
鑑賞を」、という前宣伝をした効果も手伝って、インドネシアの若者
ファンクラブも大勢で、2組ご来店となりました。
今のインドネシアへの日系企業ラッシュブームと相俟って、このJKT48
の紅白歌合戦での顔見せは、日本人社会へ一定の影響を及ぼすもの
と推察します。
インドネシアに関する情報が日本では希薄です。テレビ番組でも、田園
風景とかジャングルの中とかの露出度が多いため、多くの日本人は、
相当に発展が遅れている国インドネシアとのイメージが強いのです。
その証拠に、はじめて、インドネシアを訪れる日本人のほぼ全員が、
ジャカルタを中心とする各主要都市を見て、驚嘆されるのです。
AKB48の姉妹版が、香港や上海やソウルでなく、赤道直下の親日国
インドネシアのジャカルタに最初にできたということ自体に意外性があり、
また、こんなに現代的で、元気溌剌の若い子たちがステージ狭しとパフ
ォーマンスをくり広げることで、「えっ、最近、テレビ、新聞雑誌で話題に
なるインドネシアとは、いったい、どんな国？」と興味をひかれた視聴者
は多かったと思うのです。
鳥元１階が、紅白始まる頃になるといっぱいになったので、一組のファン
クラブのインドネシア人の若者は２階の和室で、紅白を楽しむことになり
ました。AKB48やHKT48のメンバーに関しても、とても詳しく、JKT48が
画面に映し出されると大熱狂で、階下まで、歓声が聞こえてきました。
やはり、音楽というものの威力は絶大です。JKT48は、日イの距離を更
に縮めるために、大きな力を発揮すると思います。
ただ一人の日本人メンバーの野沢レナさんは、実は、私、一昨年のジャ
カルタ日本人学校6年生のバンドンへの修学旅行の祭、鳥元でお見かけ
していました。やはり、ぱっと目をひきました。
私たちの少年時代もそうでした。どこの学校にもマドンナ的な少女はいる
ものです。
この人は「学校のマドンナだ」、と瞬間的に感じ、その後、たまたま、鳥元
ジャカルタでお会いしたお父さんに、「娘さんは、タレントとしての資質が
ありますよ」と予言したほどでした。派手ではないのですが、オーラが出
ているのを感じたので、そう言ったのです。
でも、あれから１年くらいたって、ジャカルタ新聞に野沢レナさんという名前
が出た時は、ほんとうに驚き、野沢さんという名のそのお父さんに確認の
SMSをしたくらいです。答えは、「うちの子に間違いありません」でした。
予言が的中したのです。
http://www.youtube.com/watch?v=qgFtPwIDCEw&feature=youtu.be
これは、大塚製薬ポカリスエットのCMですが、パステルピンクのパレオ
をつけた人が野沢レナさんです。
どうですか、爽やかでしょう！