こんにちは。ムギマキ#です。

センター前もヒシクイやハクチョウ、そして様々なカモの仲間が飛来して冬本番の景色に変わってきましたが冬本番なのは外の景色だけではありません。建物や木の中にも冬の準備をする様々な生き物が見られます。例えばセンターの中ではこのような来訪者があらわれました。


ムギマキの野鳥観察史

ツヤアオカメムシ Glaucias subpunctatus 10月 長浜市

こちらは一般的によく見られる緑色のカメムシの1種ですが、この種類に限らずカメムシの仲間は屋内越冬を行うものも少なくありません。


ムギマキの野鳥観察史

クサギカメムシ Halyomorpha halys 10月 長浜市

 コイツも強烈に臭いヤツです。知人から聞いた話では標本用に採取したらフィルムケース内で自分の出した毒ガスで溶けていたとも聞きます。

これからの時期は越冬のために度々家の中などで見かける機会があると思いますが、別に嫌がらせで入ってきているわけはありませんのでそーっと外に出してあげてください。指でつまんだりしなければガスもださないでしょう。ちなみに普段は植物の体液を吸って暮らしています。

その他にも屋内以外でも公園の木などで集団越冬しているのがこのカメムシ。


ムギマキの野鳥観察史

ヨコズナサシガメ 幼虫 Agriosphodrus dohrni 12月 長浜市

毒々しいフォルムなのでよほどのマニアでなかったら触ろうとは思わないと思いますが、このサシガメと名前がつくカメムシはその名の通り、鋭い口器で刺してくるので注意が必要です。公園の木の皮が剥がれかけている場所の裏側などで見られることがあります。こちらは他の昆虫などの体液を吸って暮らしています。

さて今回は越冬する虫を2種類紹介しましたが、次は冬に衣替えをする生き物を紹介したいと思います。