こんにちは。最近かなりの頻度で銀杏を食べているムギマキ#です。

今日は関係者にはもう有名になってしまいましたが、野鳥センターの前に飛来しているちょっと珍しい鳥について紹介したいと思います。

センターの前はヒシクイの数もかなり増えてきて、賑やかになってきていますがそのヒシクイの中に1羽変わったガンが混じっています。

眠っていると見分けるのは難しいですが、顔は全く違う模様をしています。



ムギマキの野鳥観察史

サカツラガン Anser cygnoides 10月 長浜市

日本では希な冬鳥。単体で現れることが多いガンです。個体数が激減しており、世界的に絶滅が心配されている鳥の一つです。ハクチョウや他のガンと行動していることが多い傾向があります。このサカツラガンはヒシクイの群れと行動を共にしています。そのためか行動もヒシクイと瓜二つ。昼間は休んでいて、夕方になるとエサを取りにヒシクイたちと一緒に出かけていきます。そして面白いのが食物。本来はイネや水草を食べるのですが、このサカツラガンはヒシクイと一緒にヒシの実も食べようと頑張ります。大きなヒシの実は食べられず水に落としてしましますが、小さなものは時間をかけて食べます。ひょっとしたら自分のことをヒシクイだと思っているのかもしれません。


ムギマキの野鳥観察史

10月 長浜市

そんなユニークなサカツラガンですが、この機会にぜひ見に来てみてはいかがでしょうか。