陽一の車が海に落ちた。
遺体は見つかっていないが事故死を報じられた。
龍村館の当主となった玄洋に晴香が会いに来た。
圭以の身分を戻すための助力を求めてだった。
玄洋は断る。
依子も麻里を連れて挨拶に来た。
依子が龍村陽一の妻となった報告だった。
玄洋は盗聴した音声記録を用いる時だと考えた。
亡き父との約束にこそ気が咎めるが、圭以に龍村への執着はなかった。
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当主になった玄洋の上機嫌が滑稽でした。
霧のなかで奇怪に見えたモノも 晴れてみれば 徒の奇岩だったって感じです。
そんな玄洋と合わせ見るので、礼司にしても箔が落ちた印象が生じます。
偽の御田園陽一を娘の婿に選定したわけだし、当主に伝えるべき伝承も引き継げてない。
克次も原作の時代の身分制度のなかでなら、こうまで腹だたしい人間じゃないのかもしれない。
木島や影山の縛りも現今のそれじゃない気がします。
こんなふうに思う底には、『圭以や晴香に苦難を与える敵と世界が憎い』ってのがあるのかもしれないです。
嵌ってるってことですね((^皿^)ノ
◆ブレーキ痕が無いって、ブレーキを踏める人が車に乗って無かったって事でしょ
死人には踏めないものね・・