霧に棲む悪魔 第52話 | 寅月

寅月

(^O^)/

 陽一の車が海に落ちた。

遺体は見つかっていないが事故死を報じられた。


 龍村館の当主となった玄洋に晴香が会いに来た。

圭以の身分を戻すための助力を求めてだった。

玄洋は断る。


 依子も麻里を連れて挨拶に来た。

依子が龍村陽一の妻となった報告だった。

玄洋は盗聴した音声記録を用いる時だと考えた。



亡き父との約束にこそ気が咎めるが、圭以に龍村への執着はなかった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 当主になった玄洋の上機嫌が滑稽でした。

霧のなかで奇怪に見えたモノも 晴れてみれば 徒の奇岩だったって感じです。


 そんな玄洋と合わせ見るので、礼司にしても箔が落ちた印象が生じます。

偽の御田園陽一を娘の婿に選定したわけだし、当主に伝えるべき伝承も引き継げてない。


 克次も原作の時代の身分制度のなかでなら、こうまで腹だたしい人間じゃないのかもしれない。

木島や影山の縛りも現今のそれじゃない気がします。


 こんなふうに思う底には、『圭以や晴香に苦難を与える敵と世界が憎い』ってのがあるのかもしれないです。

                                              嵌ってるってことですね((^皿^)ノ 


◆ブレーキ痕が無いって、ブレーキを踏める人が車に乗って無かったって事でしょ

死人には踏めないものね・・