「もののふ」への道(6) | ~アラフィフ親父の「日本蜜蜂」奮闘記~

~アラフィフ親父の「日本蜜蜂」奮闘記~

私、「toratoralion」=tora=飯田友一が、「日本蜜蜂」で養蜂を始めた日々を綴ります(*^o^*)

誰の手も借りず、自らの力で(例えるなら、自爆テロ状態で)脳天逆落としを遂行し、意識を失い、その後、性懲りもなく宴席の熱燗で二度目の意識を失った翌朝から今回の話しはスタートです。


極寒の道場で、朝5時からの稽古の見学の模様を今回は実況中継翌いたします。


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真冬(12月)のしかも山奥、朝5時です。電気をつけていないので、真っ暗です。その中で道場の端っこにある石油ストーブの火が唯一の光です。


T氏が真剣で道場の真ん中で居合をなさっています。(弟子の方々も私と同じく見学状態です。)


時折、きらっ、きらっと、真剣が光ります。。。


「やべ~、、、凄すぎる世界だ!まるで500年くらい前にタイムスリップしたような光景だ。。。う~ん、『ラストサムライ』というより、『リアルサムライ』だ!!!う~、感激!!!でも、寒すぎる~。。。」

と、頭の中をいろんな言葉が駆け巡ります。


しばらくすると、T氏が納刀し、低くドスの効いた声で、

「これから、日の出に向かって、立ち稽古をします。全員縁側に出なさい!」
ちなみに外は、間違いなく、気温マイナス10度くらいです。


「(よかった、今回は見学で。。。道場の中で、ストーブの近くに居よーっと、、、ラッキー!」と心の中で、ほくそ笑むtoraです。

しかし、その期待を打ち破る T氏の言葉が続きます。
「toraさんは、正式に入門していないが、この立ち稽古をすることを特別にゆるします!!!」


それを受けて、
「(ひぇ~!!!頼んでないよ~。いやいや、とか断れる雰囲気じゃないよな。寒すぎるよな。でも、やるしかないよな。。と思いつつ、元気な声で、、、)慎んでお受け致します!!!」


縁側に立ち並ぶ皆様の一番端っこに立ち、太陽が登ってくる方向に竹刀を構えます。


「(うー、寒い!寒すぎる!絶対に気温はマイナス10度くらいだぞ!しかし、この人達いつもこんなことやってるのか?気違いか?)」

と心の中で毒づくtoraでした。。。

死ぬ気で竹刀は、振りますが、寒さと暑さに弱い私です。


そうして、しばらくすると、鳥達が起き出したようで、さえずりが聞こえ始め、あたりが少しずつ明るくなり始めました。まだ、太陽は顔を出していません。


この太陽に向かって立ち稽古をする意味合いは、登ってくる太陽から、その勢いをもらうということだそうです。確かにヨガの行法にもそのようなものがあるようです。


そして、太陽が顔を出すか出さないかのその瞬間、信じられない光景が出現しました。。。。。。。。


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果たしてその信じられない光景とは?


次回に続きます!
ごきげんよ~