トラトラシドニーのHIROです
今日はオーストラリアに来て、現地の人と会話する時に役立つ「お話のタネ」をお伝えしますね
オーストラリア人は陽気な人たちなので冗談みたいな話ももちろん好きですが、社会的な話もすごく好きです
身を乗り出して話し出してくれるので、一つくらいこういう話題を持っておくのはいいと思います
オーストラリアといえば、オージービーフですよねっ
こっちでご馳走といえばオージービーフのステーキですよっ
オーストラリアの家庭でTボーンステーキとか出ると子供はテンションMAXです
オージービーフは世界各国に輸出されていて、オーストラリアの経済を支える重要な役割を担っています。
広大な土地を活かしたオーストラリアらしい産業ですよね
でもここに大きな葛藤が存在するのです。
オーストラリアは海に囲まれているにも関わらず水不足が深刻です
乾燥していて過ごしやすいのですが、内陸部は何もない砂漠が広がっています
そしてオージービーフがこの乾燥したオーストラリアの水不足をさらに加速させているというのです
牛と水、まったく関連がないように思えます。でもそれが深刻なんです。
牛を育てるのに水が必要だからです。
そりゃあそうですよね、どんな生き物でも水がないと生きていけません
畜産でも農作物でも育てるには水が必要です。
だから牛だけの問題じゃないんじゃないの?と思いますが、牛はその効率が異常に悪いそうなんです
オーストラリアのパブやレストランで200gのステーキを注文したとしましょう
たった200gの牛肉を得るために牧草や飼料なども含め約4000リットルの水が必要となるそうです
4tですよ、4トン
もいっこ例を挙げると、牛丼一杯作るのに2tの水が必要になるという事です
これだけの水の消費、水不足のオーストラリアにとっては大きなリスクですよね。
十分な水を確保したければ牛の畜産をストップ、または制限しなければいけません。
しかし牛肉の輸出はオーストラリアにとって貴重な収入源。
まさに表裏一体、答えを出すのが非常に難しい葛藤があります
オーストラリアに住む僕達が出来るのは水を節約して大切に使う事だけかもしれませんが、こういう問題に目を向けることは自然な事です
こういった話を切り出すと、話し相手のオーストラリア人も興味を持ってくれますしね
これを英語で話すのはすごく難しいのですが、トライしてみることをお勧めいたしますっ
ではまたっ
written by HIRO