古田先生はお元気でした 25.09.22 | 棟上寅七の古代史本批評

古田先生はお元気でした 25.09.22

昨日は5時起きで京都に新幹線に乗って行きました。古田先生はすこぶるお元気でした。足回りが若干お弱りになったかなあ、と思いましたが延べ3時間の講演を張りんのあるのある元気なお声でなされ、300名ほどの聴衆の質疑応答にも時間延長で対応されていました。


棟上寅七の古代史本批評-講演会風景 身振り手振りを交えての熱弁

そのあと、懇親会にも同席させて頂き、久し振りにゆっくりとお話をお聞きできました。其の出来に、白川静小を受けられた、張莉先生もみえられていて、懇親会の席でいろいろとお聞きすることが出来ました。


「倭」及び「倭奴」についての論文で、「奴の上古音がどうであったか、ということについて何も書かれていませんが?」とお聞きしましたら、「現在、私にはまだわからない、としか言えません」とのことでした。「是非研究を進めて下さい」とお願いしたりしました。


帰りの新幹線の時間もあり、懇親会を中座してかえりましたが、博多駅に着いたら、鳥栖あたりの列車トラブルで接続電車が大延着で、これなら慌てて京都をでrてくることもなかった、最近のJRは事故続きでタルんでいるのでは、などと八つ当たりの気分で深夜の帰宅となりました。


古田先生の自叙伝『真実に悔いなし』は、古田先生の本にご縁のあった方には必読の本です。乳飲み子を抱えた奥様に大学受験指導と、子守をしながら研究生活をされているなど、現在の先生からは想像もできないプライベートな生活と著述の関係など、伺い知ることができます。まだ、三分の一きり読んでいませんが、読むのに熱中していると家内はそんなに面白いの、とチャチャを入れてきます。


棟上寅七の古代史本批評-真実に悔いなし 『真実に悔いなし』ミネルヴァ社

3150円という値段を払っても読み甲斐のある本と思います。皆さんもぜひご一読を。