東野圭吾『レイクサイド』・・ま、ハズレもあるさ(・・;)湖畔で起こった殺人事件、集まった4家族が共謀して事件を隠蔽しようとするが・・・というようなお話。

 まず設定がありえないし、結論もありえないし。同じありえないでも、『秘密』は精神が入れ替わるという不可思議を、全力でそのほかの現実的な状況が支えていたのですがね。

 多作の方だから、中にはハズレもあるさ、って事でしょう。それでも流石に文章の運びが上手くって、電車の中でほぼ読了。プロフェッショナルっていうのは、読ませる力をもっていますね。

 2,3日四国に行くので、車中のお供にと借りてきたのですが、うっかり読み終わってしまったし、旅のお供の中身も重さも軽いご本を、また探さなくっちゃ。