「日本人は何を考えてきたのか」、昭和編の第2回は大川周明と北一輝、第3回は西田幾多郎と京都学派でした。
 戦争に向う時代の、全く正反対の傾向の「思想家」を扱っていて、かなり面白い番組。西田と近衛文麿の近しい関係というのは知らなかったので、今まで持っていた西田へのイメージが、少し変わった気がする・・・。
 この時代と現代の日本の類似を危惧する声もありますが、番組の中でコメントされていた、「軍事力で栄えた国はない」というのは、本当だと思うわ・・・というか、そうあって欲しいという願いですけれど。
  NHKにしては、ずいぶん踏み込んで頑張っているし、見応えのある番組。でも、視聴率低いんだろうなぁ あと一回、今度は平塚らいてうと市川房枝。夏頃でいいから、現代編もやって欲しいわ。