井上紀子 『父でもなく、城山三郎でもなく』、娘が亡き父城山三郎の思い出はてなマーク自慢はてなマークをエッセイ風に書いたご本。

 優しく愛情深く、妻を愛し子どもを愛し、作家としても尊敬できる、立派な父でした・・・そうですか、それは素晴らしいですね、としか言い様が無いσ(^_^;)

 愛娘が語る、城山三郎の意外な素顔ビックリマークなんていうわけには、いかないものです。書かせる方も、偉大な作家の追悼気分が消えないうちに売れるものを、といったところでしょうか。書かされたお嬢さんも、お気の毒。

 興味本位で私生活を覗くような内容ではないし、文学的な背景を発見するというわけでもなく、いったい何なんでしょう・・・ねはてなマーク

父でもなく、城山三郎でもなく(新潮社)