行って来ました、堪能してきました。


そもそも「ブッダ」とは、日本ではお釈迦様などとも呼ばれるシッダルタの誕生から死までを描いた仏教ストーリー。

「生」「死」「幸福」「身分社会」など難しいテーマを扱いつつも、非常に解かり易く描かれています。


私自身、小学生の時にこれを読み大変に感銘を受けて人生観に影響を与えられました。

もし、未読の方がいらっしゃれば、全身全霊を持ってお薦め致します(点数を付けるなんて烏滸がましい作品ですが、もし便宜的に付けるなら95点)。



月末に公開される映画ブッダ三部作の一作目に合わせての今回の展示。
主題歌がまさかのX JAPAN!!

一番好きな漫画家と一番好きなバンドのコラボレーション!観ずにはいられないッ!


という訳で映画と併用できるチケットを買いつつ、雲一つない気持ちの良い五月晴れの下、東京国立博物館まで足を運びました。


最初は、2Fの日本美術の歩みというコーナーにて、縄文時代から近代までの美術品を見学。


火焔型の縄文土器に始まり、ハート型土偶、銅鐸、書、絵画、衣、武具、能面、根付、陶磁器、簪に到るまで非常に多くの展示品があります。


美人見返り図や国宝の鏡、伊達政宗公の書簡などもあり、見応え抜群でした。




そして、満を持して1Fの「手塚治虫のブッダ展」へ。


そこには意外なオプションが。




マンガソムリエ兎来栄寿のブログ 先刻の箚記(さっきのさっき)-未設定


映画でミゲール役を演じる水樹奈々さんのガイド音声!

最近は「バジリスク~甲賀忍法帖~」で英語の勉強をしている事もあり、朧とEDテーマのイメージが強いです。
又、我が最愛のゲームSO2のPSPリメイクでヒロイン・レナを演じているお方。
「惑星のさみだれ」がもしアニメ化されたら、ドラマCD通りにヒロインを演じて欲しい物です。

まあ好きな声優さんなので、折角なので拝聴しました。
内容は充実しており、聴きやすい声で、アナウンス技術を学ぶにも有効だったので良かったと思います。



展示は、手塚先生の生原稿とそのシーンに纏わる仏像などが交互に観覧する形になっており、原作を読み返したくなること頻り。

壁に大きく書かれている「ブッダ」における名言の数々も胸を打ちます。




そろそろ「火の鳥完全復刻版」も届く時期ですし、手塚治虫熱は燃え上がる一方です。

さて、本棚から「ブッダ」を出してきましょうか。